[事例ニュース]

紳士服販売のはるやま商事、基幹業務システムを全面刷新へ、ほか

ニュースフラッシュ ユーザー事例編(2009年7月号)

2009年7月28日(火)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要なユーザー事例を紹介する、ニュースフラッシュ ユーザー事例編。製造業や金融業、その他のユーザー企業の情報システム導入・構築事例から、12個の事例を取り上げた。

仮想化[その他]

菱中海陸運輸、物流基幹システムを仮想化で再構築

02年に導入したWindows NT/2000サーバーの保守期限が終了するのを機に、システム刷新を検討した。しかし、アプリケーションの機能自体に不足がないことから、新たなサーバー上に仮想環境を構築し、既存アプリケーションをそのまま稼働させることにした。システムは仮想化ソフト「VMware Infrastructure 3」を採用し、ネットワールドなどが構築した。 (2009/5/11)

マーケティング[製造業]

大和ハウス工業、自社サイトに行動ターゲティング導入

物件検索サイトの機能強化の一環。物件情報の閲覧履歴やIPアドレスを基に顧客の関心を想定し、興味がありそうなエリアの物件情報を検索結果の上位に掲載する。同社では、物件検索の利便性を高めて、販売促進につなげたい考えだ。システムには、アクティブコアの行動ターゲティングASPサービス「ad insight」を採用。09年5月から利用している。 (2009/5/12)

統合業務システム(ERP)[その他]

はるやま商事、基幹業務システムを全面刷新へ

業務データの利用効率と在庫回転率の130%向上を狙って、グループ会社3社の基幹システムを統合する。スクラッチ開発した従来のシステムでは、経営環境の変化に合わせた柔軟なシステムの変更や強化が困難になると判断。ワークスアプリケーションズの会計を中心とした業務パッケージ「COMPANY」シリーズに切り替える。来春の稼働を目指す。 (2009/5/19)

Web解析[その他]

リクルート、Web解析システム導入

同社が運営する宿・ホテル予約サイト「じゃらんnet」に導入した。解析データを活用し、サイトの入力フォームやサイトコンテンツ配置の改善、訪問者属性の分析に役立てるのが目的。広告出稿データを一元管理することで、複数のキャンペーンを横断した広告効果の測定も実現する。オムニチュアのWeb解析サービス「Omniture SiteCatalyst」を利用している。 (2009/5/26)

製品ライフサイクル管理(PLM)[製造業]

セイコーエプソンが技術文書一元管理システム導入

中国の液晶ディスプレイ生産拠点に導入した。日中両国の設計者・技術者約200人が利用している。従来、日中間の技術文書の送受信には紙やメール、FAXを利用しており、情報を一元管理できないという課題があった。外部メディアへの保存を制限するなど、セキュリティも高めた。NECのPLMシステム「Obbligato II」を採用し、約2カ月間で構築。09年3月に稼働開始している。 (2009/5/26)

マスターデータ統合(MDM)[製造業]

味の素ゼネラルフーヅ、マスターデータ連携基盤構築

システム統合の一環として実施した。分散したシステム間の連携を実現するため、マスターデータ統合に着手。インフォテリアのマスターデータ連携基盤「ASTERIA MDM One MH」を利用。各システムのマスターデータを仮想的に統合し、一元管理できるようにした。同社では、今後も同製品を利用して他のシステムのマスターデータを統合管理していく考えだ。 (2009/5/27)

ストレージ[金融業]

合併に伴うシステム統合の一環でストレージを統合

07年10月に旧三井住友銀リースと旧住商リースの合併で誕生した三井住友ファイナンス&リース。合併を機に基幹系システムの統合を進める中、両社合わせ20TBとなったデータの管理を効率化するためにストレージの統合に踏み切った。EMCジャパンのストレージ「EMC Symmetrix DMX-4」を導入した。基幹システムの統合は09年4月に完了し、総投資額は約6億円。 (2009/5/27)

サプライチェーンマネジメント(SCM)[その他]

住化ロジスティクス、物流システムを刷新

物流の可視化を促進することが目的。検品や出庫などの進ちょく状況を、顧客である荷主とWeb上で共有可能にした。進ちょく状況は、作業担当者がシステムに入力することで更新する。システムはNECの倉庫管理パッケージ「EXPLANNER/Lg」をベースにして構築し、既存の受発注システムや統合業務システム(ERP)と連携させて利用している。09年3月に稼働開始。 (2009/5/28)

シンクライアント[製造業]

旭化成、研究開発部門のシンクライアントシステム構築

今まで各研究開発担当者が複数台、複数種類のPCを使用していたため、PCの運用管理が複雑化していたことから、シンクライアントへの移行を決断した。仮想化ソフトウェア「Citrix XenDesktop」を利用した日立製作所のシンクライアントシステム「セキュアクライアントソリューション」を採用。システムは旭化成ネットワークスのデータセンターで運用している。 (2009/6/1)

エンタープライズサーチ[その他]

ベルーナがECサイトの検索エンジン刷新

商品検索の利便性を高めるのが目的。商品カテゴリーや価格帯による絞り込み検索機能のほか、「ソックス」で検索すると「靴下」の検索結果を併せて表示するといった類語検索機能を備えた。今後は、複数のキャンペーンサイトをまたがった検索機能などを追加する予定。ECサイトはNTTデータが構築し、検索エンジンにはビジネスサーチテクノロジの「WiSE EC」を採用した。 (2009/6/1)

原価管理[製造業]

トヨテック、プロジェクト採算管理システム導入

トヨタ自動車とトヨタ直営販売店向けのシステム開発会社である同社では、09年4月の工事進行基準適用を受け、プロジェクトの原価を可視化する必要性が急速に高まっていた。システムはエンプレックスのプロジェクト原価管理システム「eMplex PBM」を採用し、財務会計システムと連携させて使用している。08年10月に導入を開始、09年4月より本格稼働している。 (2009/6/2)

ネットワーク[その他]

東宝、データセンターへグループの情報システムを集約

運用業務の効率化が目的。グループの各拠点からデータセンターにアクセスするネットワーク環境も同時に構築した。セキュリティ強化のため、ウイルス対策ソフトの稼働状態に応じて、端末の接続の可否をコントロールできる。ネットワーク基盤にはマクニカネットワークスのSSL-VPNアプライアンス「Secure Access 4500」(開発:米ジュニパーネットワークス)を採用した。 (2009/6/4)

関連キーワード

菱中海陸運輸 / 大和ハウス工業 / はるやま商事 / リクルート / セイコーエプソン / 味の素ゼネラルフーヅ / 旭化成 / ベルーナ / トヨテック / 岡山県

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