1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。
音声認識
朝日生命保険、音声認識でリスク管理を効率化
2012年1〜3月までの試行運用を経て、2013年2月から本格運用を開始した。通話中の音声をリアルタイムでテキスト化することで、リスク管理部門やコールセンター部門が通話チェックや聞き起こしにかける作業時間を短縮することが目的。みずほ情報総研がアドバンスト・メディアの音声認識技術であるAmiVoiceをベースに独自開発したソフトウェアを採用した。 (2013/2/5)
ストレージ
駅探、業容拡大に伴いストレージ環境を刷新
鉄道を中心に時刻表連動型の乗換案内サービスを提供する同社。個人/法人向けメニューの拡大に伴い、社内で管理するデータ量が激増。ファイバチャネルによるSANで運用してきたストレージ環境が複雑になり運用負荷が高まっていた。UNIX系ファイルシステムのプロトコル、NFSでサーバーに接続することを基本に検討。この機能を備えるNetApp FASシステムを採用した。 (2013/2/6)
ETL
全農ビジネスサポート、ETLツールと連携した管理
2012年、自社ならびに全国農業協同組合連合会グループに展開する財務会計システムをAmazonのクラウド上で独自開発した。これに管理会計機能を追加するにあたり、他の業務システム上にあるデータをETL/EAIツールで集約する仕組みが必要となった。連携アダプタの種類や、処理フローの定義のしやすさなどを評価し、アプレッソの「DataSpider Servista」を採用した。 (2013/2/6)
無線LAN
セガ、大規模無線LANを整備
従来、無線LAN環境が必要な部署は個別にインターネット回線を契約し、アクセスポイント(AP)を設置していた。それらを情報システム部が管理する無線LANに集約する。運用負荷や回線コストの軽減、セキュリティ強化といった効果を見込む。東京本社のほか、横浜オフィスに導入済み。他の拠点にも順次展開していく。全社導入後のAP数は約400になる。APは、アルバネットワークス製。 (2013/2/6)
クラウド
豊橋市と岡崎市、税総合システムをクラウドに移行
個人住民税や法人市民税、固定資産税などの賦課徴収や収納に関わる処理が対象。これまではそれぞれ独自システムでまかなってきたが、限られたIT要員で効率的に運用することが喫緊の課題となっていた。維持コストの削減、制度改正への即応などを評価項目に挙げ、SaaSに切り替えることを決定。NECが提供する自治体クラウドを共同利用することにした。 (2013/2/7)