クラウド上で大量データの収集、分析基盤を提供する米国トレジャーデータ社。日本人がシリコンバレーで立ち上げたベンチャーとしてご存じの方も多いだろう。同社は今年の夏、事業拡大をめざして、マーケティングと事業開発の責任者を外部から招聘した。1人は、マーケティング担当ヴァイスプレジデント Rich Ghiossi氏。Amazon RedShiftの基盤技術を提供した、ParAccel社でヴァイスプレジデントを務めた人物である。もう1人、事業開発担当ヴァイスプレジデントのKeith Goldstein氏は、TalendやTIBCO Softwareで要職を歴任した。彼らの目にトレジャーデータはどう映るのか。来日した2人に話を聞いた。(文中は敬称略)
――トレジャーデータを選んだ理由は?
Ghiossi:トレジャーデータのプラットフォームが、とてもエキサイティングだと思ったからだ。データ分析の世界にクラウドを持ち込んだ。長年、BIやDWHのベンダーに身を置き、技術トレンドをつぶさに見てきたが、これはパラダイムシフトだと感じた。
データから価値を引き出すには、とにかく手間がかかる。データを集め、それを蓄え、分析できる形に整えなければならない。IT部門は膨大な労力を注いできた。クラウドは分析のステップを減らし、より早く価値にアクセスできるようにする。
しかも、分析対象とするのは、構造化データだけではない。Webサイトのアクセスログや、センサーデータなど、新しいデータも分析できる。これらのデータが、企業に価値をもたらすものとして注目を集めているのは周知のとおりだ。
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