一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は2014年1月6日、企業のIT投資動向などを調べた「企業IT動向調査2014」(速報版)を発表した。主な調査結果を以下で見ていこう。
社会インフラ分野の増額が顕著、顧客管理/営業支援に重点投資
業種別に見たIT予算の増減を調べた結果が図3である。DIの値を見ると、社会インフラ分野において、昨年度と今年度で大幅な改善が見られる。2013年度のDIは-25.0だったが、2014年度は22.3とプラスに転じている。機械器具製造分野のDIも、2013年度の8.4から2014年度は19.2へと改善が見られる。
これに対して金融分野は、2013年度のDIが-20.1、2014年度のDIが-23.3で、IT予算を増額するより減額すると答えた企業の割合が高い。ITコストが適正化したことで、積極的に投資する必要がなくなったと“前向き”に見て取れるが、他の業種に比べると、突出してDIの値が悪い。
具体的にどの分野にIT予算を割り当てるのか。優先度の高い分野を1位から3位まで回答した結果が図4である。
1位から3位までの回答を足した割合は、「顧客情報・営業支援(SFA、CRM等)」が40.1%ともっとも高く、「生産・在庫管理」(33.1%)、「販売管理」(32.2%)、「経営情報・管理会計」(32.2%)が続く。
1位の回答だけ見ても「顧客情報・営業支援」が18.6%ともっとも高く、以下、「生産・在庫管理」(18.4%)、「販売管理」(15.9%)、「経営情報・管理会計」(12.8%)が同じく続いている。これら4分野に重点的に投資しようとする企業が多いことが分かる。
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