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マイクロソフト、Windows AzureをMicrosoft Azureに名称変更へ、マルチプラットフォーム対応を強調
2014年3月26日(水)河原 潤(IT Leaders編集部)
米マイクロソフトは2014年3月25日(米国時間)、同社の企業向けクラウドプラットフォーム「Windows Azure」を、4月3日以降、「Microsoft Azure」に名称変更することを明らかにした。Windowsプラットフォームにとどまらない、さまざまなOS、開発プラットフォームに対応したクラウドプラットフォームであることを強調する狙いがある。
名称変更のアナウンスは、Windows Azureの開発者向け公式ブログでなされたもの。同社でAzureの開発・マーケティングを担当するスティーブン・マーティン氏は、Microsoft Azureへの名称変更について、現在の同社のビジネス戦略を反映させたものであり、「Office 365」「Dynamics CRM」「Bing」「OneDrive」「Skype」「Xbox Live」といった各分野でのパブリッククラウドサービスの基盤として注力を強めていく姿勢を現したものだと説明している。
「現在のAzureは、Windowsプラットフォームに限らず、SQL、.NET、Python、Ruby、Node.js、Java、Hadoop、Linux、そしてOracleに至るまで、OS、開発言語、サービスセットをサポートしている。今日のトレンドである、モバイルファーストやクラウドファースト、データ活用を追求していくにあたって、企業は自社のニーズを満たすことのできるパブリッククラウドプラットフォームを必要としている。Microsoft Azureこそがそうしたパブリッククラウドなのである」(マーティン氏)