日本IBMは2015年3月20日、OSS(Open Source Software)のクラウド構築用ソフトウェア「OpenStack」を使ったクラウド環境を構築するための支援サービス「OpenStack構築支援サービス」を発表した。同社が提供するIaaS(Infrastructure as a Service)の「SoftLayer」などのパブリッククラウドと連携するハイブリッドクラウドの構築を可能にする。
OpenStack構築支援サービスは、OSSの「OpenStack」を使ってプライベートクラウドを構築したり、外部のパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドを構築したりするためのサービス。業務アプリケーションやデータの可搬性を確保する。
これにより、パブリッククラウドで小さく始めた業務をプライベートクラウドに本格展開したり、プライベートクラウドで稼働している業務アプリケーションのピーク時の負担軽減やバックアップにパブリッククラウドを使用したりが可能になる。
ハイブリッドクラウド環境では、仮想化環境の管理ツール「IBM Cloud Manager with OpenStack V4.2」を利用し、異機種混合のサーバー環境上で動作する何千ものイメージを単一のユーザーインタフェースで管理できるようにする。IBMのz/VMやPower Virtualization Center、PowerKVMのほか、KVMやVMware、Microsoft Hyper-Vも対象になる。
ITインフラの運用には、同梱の「IBM Platform Resource Scheduler」を使う。ハイブリッドクラウドで利用しているCPUやディスク、ネットワークなどを同一画面から管理できる。ITガバナンスの向上やITサービスの見える化により、企業ITの全体最適を図る。ポリシーベースによる自動的なリソース管理により、運用管理者の負担を軽減する。
OpenStack構築支援サービスの料金は1500万円(税別)から。構築期間は3カ月からになる。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



