ワークスアプリケーションズ(ワークス)は2016年4月13日、不動産管理システムである「COMPANY Real Estate Management(CRE)」の最新版「同ver.1.1」をリリースした。新機能として、複数オーナー物件の管理機能の提供を開始した。
「CRE ver.1.1」は、各オーナーによって異なるPM(プロパティマネジメント)契約情報をマスター化する。不動産資産管理を代行するPM業向け機能を標準で提供し、新たな管理形態を有した物件を追加する場合にもパラメーターの変更のみで対応可能にした。
作成したマスター情報に基づいて、マンスリーレポートを自動作成する。複雑な管理形態の物件にも対応可能なため、レポート作成業務の属人化を解消できるとともに、業務の効率化や人為的ミスの削減を図れる。
プロパティマネージャーがオーナーと同一グループ企業の場合は、オーナー側の会計・取引情報も管理することが可能だ。従来、双方で2重に行っていた処理を簡略化できる。また、物件に関する情報を共有できるため、オーナーが各種会計・取引データまで遡って物件収支を分析することもできる。
複雑な持分の形態に応じて自動的に会計処理を行うことも可能になる。複数オーナー物件に多い、規格化されていない区分情報に会計情報を紐付けられるため、各区画のPM契約に応じた会計処理を自動化できる。また、1区分に紐づくオーナーが複数である場合や、誰の持ち分でもない外壁などを修繕する場合も、持ち分に応じた会計処理が可能。これにより、オーナーとの間で発生する契約情報管理から、請求、入金処理までをシームレスに連携し一元管理できるようになる。
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