[事例ニュース]

千葉銀行、Salesforceで営業支援システムを刷新、AIで2000人分の労働力創出を目指す

AIエージェントが同僚となって営業担当者と協働

2026年8月10日(月)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

千葉銀行(本店:千葉県千葉市)は、営業部の顧客管理・案件管理・活動管理を一元化する新たな営業支援システムの構築に着手した。金融機関に特化したCRM「Agentforce Financial Services」、データ統合基盤「Data 360」、API連携基盤「MuleSoft」を導入する。セールスフォース・ジャパンが2026年8月10日に発表した。

 千葉銀行は、営業部の顧客管理・案件管理・活動管理を一元化する新たな営業支援システムの構築に着手した。

 AIエージェント基盤「Agentforce」を標準で備えた「Salesforce」の現行リリースを全面採用する。金融機関に特化したCRM「Agentforce Financial Services(旧製品名:Financial Services Cloud)」を中核に、データ統合プラットフォーム「Data 360」が、散在するデータをリアルタイムに統合。API連携プラットフォーム「MuleSoft」が、既存の基幹システムやデータウェアハウス、グループウェアとの連携を担う。

 セールスフォース・ジャパンが提供するプロフェッショナルサービス(SIサービス)が構築プロジェクトを推進・伴走支援する。標準機能の最大限活用を前提に、要件定義、設計、金融業界のセキュリティ基準への準拠、非機能要件の実装まで、保守性・拡張性を長期的に維持する観点でシステムを構築する。

 Salesforceによる新営業支援システムの稼働開始予定は2028年2月。新システムの完成により、デジタル、リモート、対面の各チャネルを連携させた統合顧客ビューを実現するとしている。

 AIエージェントが行員の同僚となって、定型業務を担い、人による判断が必要な場面では行員へと引き継ぐことで、行員が付加価値の高い顧客対話に注力できる環境を目指す。顧客のライフイベントに応じたタイムリーな提案もできるようにする。

 千葉銀行は新システムの下で、第16次中期経営計画(2024~2026年度)の期間中に、50個のAIエージェントを稼働させ、2000人分の労働力を生み出すという目標を掲げている。

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