米NVIDIAは2016年5月18日、GPU(Graphic Processing Unit)の機能を仮想化する「NVIDIA GRID」に新しいGPUユニット「NVIDIA Tesla M10」を追加すると発表した。VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)環境としてサーバー1台当り128台のデスクトップをサポートする。
「NVIDIA GRID」は、GPUの機能の複数ユーザーに提供するための仮想化環境。GPUを搭載する専用ボードと専用ソフトウェア「NVIDIA GRIDソフトウェア」からなる。今回、専用ボードとして「NVIDIA Tesla M10」を追加した。 NVIDIA Tesla M10では、ボード1枚当り64個、サーバー1台当り128個のVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)環境をサポートする。
NVIDIA GRIDは、VDIソフトウェアなどと組み合わせることで、画像処理などで低速になりがちなVDIの使い勝手向上を図る。アプリケーションとしては、OutlookやOffice 2016、Adobe Photoshop、Windows 10、Webブラウザなどに対応している。
NVIDIA GRIDソフトウェアには3種類ある。オフィス用途の「NVIDIA GRID Virtual Applications(vApps)」と「同GRID Virtual PC(vPC)」、エンジニアリング用途の「同GRID Virtual Workstation(vWS)」だ。vAppsとvPCは。Windows 7/8/10の仮想デスクトップとPCアプリケーションの機能を提供する。vWSは、設計者やエンジニア、アーキテクトなどが必要とする専門的なグラフィックスアプリケーションの利用を可能にする。
NVIDIA GRIDは、サブスクリプションモデルで提供する。サポート、メンテナンス、最新のアップグレードを含む。今回「年間サブスクリプションモデル」を追加した。最長3年間の年間サブスクリプションを前払いで購入できる。
NVIDIA GRIDソフトウェアの最新版は既に提供を開始している。Tesla M10は2016年8月から一般提供を開始する予定だ。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-

