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米NVIDIA、VDI環境に向けてGPUを仮想化する「NVIDIA GRID」を強化

2016年5月20日(金)IT Leaders編集部

米NVIDIAは2016年5月18日、GPU(Graphic Processing Unit)の機能を仮想化する「NVIDIA GRID」に新しいGPUユニット「NVIDIA Tesla M10」を追加すると発表した。VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)環境としてサーバー1台当り128台のデスクトップをサポートする。

 「NVIDIA GRID」は、GPUの機能の複数ユーザーに提供するための仮想化環境。GPUを搭載する専用ボードと専用ソフトウェア「NVIDIA GRIDソフトウェア」からなる。今回、専用ボードとして「NVIDIA Tesla M10」を追加した。 NVIDIA Tesla M10では、ボード1枚当り64個、サーバー1台当り128個のVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)環境をサポートする。

 NVIDIA GRIDは、VDIソフトウェアなどと組み合わせることで、画像処理などで低速になりがちなVDIの使い勝手向上を図る。アプリケーションとしては、OutlookやOffice 2016、Adobe Photoshop、Windows 10、Webブラウザなどに対応している。

 NVIDIA GRIDソフトウェアには3種類ある。オフィス用途の「NVIDIA GRID Virtual Applications(vApps)」と「同GRID Virtual PC(vPC)」、エンジニアリング用途の「同GRID Virtual Workstation(vWS)」だ。vAppsとvPCは。Windows 7/8/10の仮想デスクトップとPCアプリケーションの機能を提供する。vWSは、設計者やエンジニア、アーキテクトなどが必要とする専門的なグラフィックスアプリケーションの利用を可能にする。

 NVIDIA GRIDは、サブスクリプションモデルで提供する。サポート、メンテナンス、最新のアップグレードを含む。今回「年間サブスクリプションモデル」を追加した。最長3年間の年間サブスクリプションを前払いで購入できる。

 NVIDIA GRIDソフトウェアの最新版は既に提供を開始している。Tesla M10は2016年8月から一般提供を開始する予定だ。

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