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シスコ、ルーター「8000」とスイッチ「C9350/C9610」を発表、Catalyst CenterとMerakiの両方で管理可能

2025年6月27日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

シスコシステムズは2025年6月26日、ルーターとスイッチの新製品を発表した。ルーターは「Cisco 8000シリーズ」で、同月に販売開始した。小規模ブランチからデータセンターまで規模に応じて5機種をラインアップしている。「セキュアルーター」を謳い、SD-WANルーターとしても利用可能である。スイッチは「Cisco C9350/C9610」で7月から販売する。これらのほか、工場などの現場に設置する産業用スイッチを拡充している。

 シスコシステムズの「Cisco 8000シリーズ」はルーターの新製品である。小規模ブランチからデータセンターまで規模に応じて5機種をラインアップしている(図1)。

 「セキュアルーター」を謳っている。拠点のエッジに設置してSD-WANルーターとしても利用可能である。SD-WANの管理コントローラとして、SD-WAN Manager、Catalyst Center、Merakiダッシュボードなどが利用できる。下位2機種(8100/8200)はファンレスである(写真1)。

図1:ルーター新製品「Cisco 8000シリーズ」のラインアップ。小規模ブランチからデータセンターまで規模に応じて5機種を揃えている(出典:シスコシステムズ)
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写真1:Cisco 8000シリーズ下位機種の外観と内部。ファンレスで動作する(出典:シスコシステムズ)
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 「Cisco C9350/C9610」はスイッチの新製品である(図2)。スイッチについてはこれらのほか、工場などの現場で設置する産業用スイッチとして、DINレール型、IP67(防塵・防水)、ラックマウントなど設置場所に応じた製品を用意している。

図2:スイッチ新製品「Cisco C9350/C9610」(出典:シスコシステムズ)
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 現在の主要なシスコ製スイッチ/ルーターのネットワークOSは、Linuxカーネル上で動作するCisco IOS XEである。IOSの機能をLinuxプログラムとして、他のプログラムと並行で動作させられる。また、スイッチ/ルーターの運用管理は、Catalyst CenterとMerakiダッシュボードの両方から行える(図3)。

図3:スイッチ/ルーター本体のCLI以外に、Catalyst CenterとMerakiダッシュボードの両方から管理できる(出典:シスコシステムズ)
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 今後、ライブパッチ機能「Live Protect」を提供する予定である。新たに発見された脆弱性(CVE)に対して、スイッチ/ルーターを再起動することなくリアルタイムに保護する(図4)。

図4:スイッチ/ルーターに追加するライブパッチ機能「Live Protect」(出典:シスコシステムズ)
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