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TKC、Peppol電子請求書の送受信ツール「ペポるん」、1件あたり20円からの従量課金制

2026年5月11日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TKCは2026年4月30日、Peppolデジタルインボイス送受信ツール「ペポるん」のパイロット版を提供開始した。TKCの送受信サービスを使っていない事業者でもWebブラウザだけでPeppol形式の電子請求書を送信できる。1件あたり20円からの従量課金制で、初期費用や月額固定料金はかからない。

 TKCは、Peppol(ペポル)形式の電子請求書(以下、ペポルインボイス)の送受信サービスを提供している。2022年12月にサービスを開始し、現在8500社超の事業者が利用している。今回、同サービスを利用していない事業者でもペポルインボイスを簡単に送受信できるツール「ペポるん」(画面1)を開発し、パイロット版の提供を始めた。Peppolネットワークは参加事業者が増えるほど利便性が高まるため、TKCは普及促進を目的に広く公開する。

画面1:Peppol送受信ツール「ペポるん」の画面(出典:TKC)
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 Peppolとは、請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための文書仕様、運用ルール、ネットワークの標準仕様である。ベルギーに本部を置く国際的な非営利組織Open Peppolが管理しており、欧州各国など世界30カ国以上が利用している。日本でもデジタル庁がPeppolをベースとしたデジタルインボイスの標準仕様(JP PINT)を公開している。

 Peppolは、4コーナーモデルと呼ぶ独自のアーキテクチャを採用しており、電子メールのように送り手と受け手のそれぞれのアクセスポイントを経由して送受信する。この仕組みにより、双方が利用するシステムが異なっていても、Peppolネットワークに参加する全ユーザーとやり取りできる。

 送受信ツールの利用にあたってソフトウェアをPCにインストールする必要はない。ペポるんのWebサイト画面に必要事項を入力するだけで、Peppolネットワークに参加している全事業者にペポルインボイスを送信できる。

 送信済みのペポルインボイスを再利用し、新たにペポルインボイスを送信することも可能である。同じ得意先に似たような請求を毎月行うケースや、複数の得意先に似たような請求を一斉に行うケースに有効である。

 送受信に対して課金し、初期費用や毎月の利用料は不要である。送信費(税別、以下同)は、月間1000件までで1件あたり40円、月間1001件から5000件までで1件あたり30円、月間5001件以上で1件あたり20円。なお、パイロット版は受信機能を搭載しない。

 正式版では、パイロット版の機能に加え、ペポルインボイスやTKC独自のデジタル文書(見積書、納品書、請求書、領収書)を受信できるようになる。正式版は2026年中の提供を予定している。

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