[新製品・サービス]
契約業務クラウド「Contract One」にAIエージェント機能、複数契約の横断検索や契約レビューが可能に
2026年8月18日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三
Sansanは2026年8月17日、契約業務クラウドサービス「Contract One」にAIエージェント機能「AIエージェント Powered by Claude」を追加したと発表した。Contract Oneの画面上にある「AIエージェント」ボタンから、AIと対話するためのチャット画面を表示できる。契約書の検索や過去の契約書データを踏まえた契約のレビューなどが可能になる。
Sansanの「Contract One」は、紙や電子など契約書の形態・形式を問わず、AI-OCR(光学文字認識)とオペレーターの補正によって契約書をデータ化し、契約書同士の関連を自動で紐づけてデータベース化するクラウドサービスである。
主要な電子契約サービスと連携し、企業における電子契約を管理する。紙の契約書で契約を締結する場合は、押印・印刷・製本・発送を代行するサービスも提供する(関連記事:契約管理「Contract One」に新リース会計基準の準拠支援機能、リース該当性を自動判定)。
今回、米Anthropicの生成AIサービス「Claude」を利用したAIエージェント機能「AIエージェント Powered by Claude」を追加した。Contract Oneの画面上にある「AIエージェント」ボタンをクリックすると、生成AIと対話するためのチャット画面を表示する(画面1)。
画面1:契約業務クラウドサービス「Contract One」に追加したAIエージェントの画面(出典:Sansan) ユーザーが質問や指示をすると、AIがContract Oneに蓄積した契約書を横断的に検索・確認し、その結果に基づく回答を得られる。
Contract Oneは、契約書データの蓄積・管理のほか、契約書同士の関係性を紐づける機能や、社名変更に伴って企業情報を名寄せする機能などを持つ。これらの機能がAIエージェント機能による回答の精度を高めるとしている。
例えば、「A社との契約がどうなっているかを要約して」と指示すると、親子関係のある契約書を含む複数の契約書を分析した要約を表示する。また、「当社の顧問契約にはどのようなものがあるか分析して」「業務委託契約書のうち、準委任と明記されている契約の総件数を教えて」といった専門的な質問にも回答することができ、これまで手作業で複数の契約書を1つずつ開いて確認していた作業を短縮する。
一連の作業を自動実行する「Skill」機能を備える。契約書のドラフトをアップロードすると自社基準に基づいてレビューするといった自律的な活用が可能になる。法務業務における定型的な確認業務の負担を軽減するとしている。
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