[新製品・サービス]

オンプレミスIT環境を“as a Service”で提供─HPEが新ブランド「HPE GreenLake」を発表

2018年2月22日(木)杉田 悟(IT Leaders編集部)

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2018年2月15日、オンプレミスのシステムをサービス化し、従量課金で利用可能にする新サービスブランド「HPE GreenLake」を発表した。従来のハードウェアインフラを対象とした「HPE GreenLake Flex Capacity」に加え、ビッグデータ用のHadoopソリューションやバックアップソリューションをパッケージ化した「GreenLakeソリューション」を提供する。

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)は、オンプレミスのシステムをサービス化し、従量課金で利用可能にする新サービスブランド「HPE GreenLake」を発表した。

 セキュリティポリシーなどによりクラウドを利用できないユーザーが、オンプレミスで構築したインフラをクラウド同様の料金体系でサービス利用できるフレキシブルキャパシティは、HPEのコンバージドシステムにコンテナ、OpenStack、プライベートクラウド向けクラウドプラトフォームであるAzure Stackなどのコンポーネントをパッケージ化して提供するもの。予備リソースの配備、キャパシティ管理などの運用面もカバーした、オンプレミス型従量課金モデル。

(図1)フレキシブルキャパシティのサービス構成図
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 新ブランドのHPE GreenLakeでは、このフレキシブルキャパシティをIaaSモデルの「HPE GreenLakeフレキシブルキャパシティ」として提供、新たにSaaS層でのソフトウェアの構築から運用までをカバーする「HPE GreenLakeソリューション」が加わった。

 HPE GreenLakeソリューションでは、Clouderaなどのビッグデータ向けHadoopソリューション、SAP HANA、Commvaultなどのバックアップソリューション、EDB Postgresなどのデータベースソリューション、IoT向けエッジコンピューティングソリューションを用意した。これらのソフトウェア、ミドルウェアの構築から運用まで、ハードの調達も含めて提供する。

(図2)HPE GreenLakeソリューションの概念図
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 ユーザーは、初期投資なしに、ニーズに合ったシステムをオンプレミスで構築でき、コストは利用した分だけ支払う従量課金制。サポートもHPEが行う。

 すでに、バックアップ、ビッグデータ、SAP HANAのソリューションはリリース済みで、IoT向けのEdge ComputeとオープンソースベースのDatabase with EDB Postgresは2018年5月のリリースを予定している。

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