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三菱UFJ銀行、スマホアプリから指紋や顔認証でインターネットバンキング、FIDOを利用

2018年12月7日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三菱UFJ銀行は、インターネットバンキングをスマートフォンアプリで利用する際の新たな本人認証機能として、2018年11月21日から生体認証によるログインサービスを開始した。IDやパスワードを入力することなく簡単にログインできる。日立製作所が2018年12月7日に発表した。

 三菱UFJ銀行は、インターネットバンキングのオンライン認証手段として、生体認証によるログインサービスを開始した。仕組みとして、オンライン認証の規格であるFIDO(ファイド)に準拠した。スマートフォンが備える指紋認証機能またはスマホカメラによる顔認証を利用して本人を認証する。

 生体認証によるログイン機能は、日立製作所が開発した。FIDO仕様を策定しているFIDO Allianceのボードメンバーである米Nok Nok Labsが提供しているFIDO規格対応ソフトを活用して開発した。

 FIDO認証の特徴は、ユーザーのデバイス側で認証が完了する仕組みによって、生体情報などの秘密の情報をログイン先のオンラインサーバーと共有しなくてもよいことである。これにより、安全性と利便性を両立できる。

 日立製作所は、生体認証分野では、日立の独自技術「公開型生体認証基盤(生体情報から秘密鍵を都度生成し、認証を行う技術)など、新たな技術開発に積極的に取り組んでいるほか、指静脈認証を中心に高い市場シェアを持つ。今後、さまざまなオンラインサービスへの生体認証の適用拡大を視野に入れ、同社製品のFIDO対応なども図っていく。

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