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クラスキャット、マシンラーニングの導入支援サービスを体系化、経営層向け研修から実装まで

2019年1月15日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

クラスキャットは2019年1月15日、ユーザー企業のAI(人工知能)/マシンラーニング(機械学習)導入支援サービスを強化し、新サービスとして体系化した。経営者層に向けたオンサイト研修からアプリケーションへの実装まで、ユーザー企業がAIを導入する工程をトータルで支援する。

 クラスキャットは、2016年1月からユーザー企業に向けたAI導入支援サービスを主事業とし、企業を支援してきた。今回、これらの経験をもとに、各種の企業ニーズに対応すべく、人工知能の導入支援サービスを刷新した。

 4つのサービスで構成する。(1)人工知能研修サービス(経営者層向けオンサイト研修)、(2)テクニカルコンサルテーション、(3)実証実験(プロトタイプ構築)、(4)アプリケーションへの実装、である(図1)。

図1:人工知能の導入支援サービスを体系化した(出典:クラスキャット)図1:人工知能の導入支援サービスを体系化した(出典:クラスキャット)
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 (1)の人工知能研修サービス(経営者層向けオンサイト研修)では、オンサイトで3時間程度の研修を実施する(記事末の表1)。価格(税別)は、28万8000円。研修では、人工知能の技術的な背景と市場動向、機械学習フレームワークやクラウド型の機械学習サービスの特徴、機械学習を自社サービスに取り入れるための考慮点、事例などを解説し、ワークショップを実施する。

 (2)のテクニカルコンサルテーションでは、人工知能の特性を考慮して人工知能を適応する業務を選定するとともに、人工知能の精度をPoC(概念実証)によって検証する。クラウド環境や機械学習フレームワークなどを選定し、モデルの訓練、配備、実運用までをマルチクラウドで実施する。モデルの訓練のための、データの収集や作成も支援する。

 あらかじめ用意している用途ごとのツールキットの例として、高速な一般物体検出ツールキット(ClassCat ObjDetector Tool Kit)、深層学習GANモデル構築ツールキット(ClassCat Auto GAN Tool Kit)、ニューラル機械翻訳ツールキット(ClassCat NMT Tool Kit)などがある。

 (3)の実証実験(プロトタイプ構築)では、最低限必要な機能を実装し、実用化に向けての問題点を検証する。(4)のアプリケーションへの実装では、最終アプリケーションとして実装する。

表1:人工知能研修サービス(経営者層向けオンサイト研修)の概要
開催場所 国内の指定場所
開催日時 年始年末を除く、15:00-18:00(調整可能:3時間程度)
費用(税別) 28万8000円(講師派遣、交通費含む)
対象 経営責任者ならびに役員(含む経営責任者からの依頼を受けた責任者など/人数無制限)
申込URL http://www.classcat.com/products/ai_dev_services/ai_training_service/
研修内容
  • 人工知能テクノロジーの技術的な背景と最新市場動向
  • クラウドベンダが提供している機械学習サービスとその特徴(Amazon EC2/Google Cloud Platform/Microsoft Azure/IBM Cloud)
  • オープンソースとして公開されている機械学習フレームワークの市場動向とその特徴(TensorFlow/PyTorchなど)
  • 機械学習を自社サービスに取り入れるための考慮ポイントと実践的なステップを解説
  • 豊富な人工知能テクノロジー活用事例紹介
  • ワークショップ(適応業務検討、投資対効果の考察など)
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マシンラーニング / クラスキャット / Google Cloud Platform / PyTorch / TensorFlow

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