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明治安田生命、基幹ネットワークとクラウドを安全に接続するシステムを導入

2019年5月31日(金)IT Leaders編集部

明治安田生命保険は、基幹ネットワークとSaaSなどの外部サービスを安全に接続し、社内外からのアクセスを一元管理するシステム「HUBクラウド」を導入した。2019年度から、明治安田生命の全国約1300拠点の従業員約5万人に向けて順次展開する。NTTコミュニケーションズが2019年5月30日に発表した。

 HUBクラウドは、基幹ネットワークとSaaSなどの外部サービスを安全に接続し、社内外からのアクセスを一元管理するシステムである(図1)。明治安田生命の基幹ネットワークに接続している様々なデバイスから、安全にSaaSやインターネットなどの多様な外部サービスにアクセスする機能を提供する。

図1:明治安田生命保険が導入したクラウド接続システム「HUBクラウド」の概要(出典:NTTコミュニケーションズ)図1:明治安田生命保険が導入したクラウド接続システム「HUBクラウド」の概要(出典:NTTコミュニケーションズ)

 HUBクラウドは、企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上に構築している。NTTコミュニケーションズのデータセンター内で明治安田生命の基幹業務システムと直結することで、耐障害性を確保している。

 HUBクラウドの具体的な機能は、以下の通り。

SaaS接続機能
パブリッククラウドに、インターネットを経由せず閉域で接続する機能。従来、明治安田生命の基幹データセンター経由でアクセスしていたSaaSに直接接続することで、基幹データセンターへのトラフィック集中を回避し、安全かつ低遅延な利用環境を提供する
セキュアインターネットゲートウェイ機能
ブラウザー仮想化基盤やURLフィルタリングを活用した安全なインターネット接続機能。セキュリティ専門チームによる24時間365日の監視態勢も提供する
IDフェデレーション機能
複数のSaaS IDを連携し、1度のログインのみで各サービスに認証可能なシングルサインオンを提供する機能。明治安田生命の社内PCや社用スマートフォンで利用でき、Office 365などのSaaSや社内業務アプリケーションへ安全かつ迅速なアクセスを提供する
リモート接続機能
明治安田生命の社用スマートフォン向けのVPN接続機能。デバイス検疫に加え、明治安田生命の業務アプリケーションとAPI連携することにより、場所にとらわれない柔軟なワークスタイルを安全に導入できる
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