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明治安田生命、営業職員約3万人に新タブレット端末を導入、顔認証を採用

2019年8月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

明治安田生命保険は、全国の営業職員約3万人が使うタブレット型の次世代営業職員端末「マイスタープラス」を導入した。2019年9月2日から順次運用を開始する。タブレット端末を提供した富士通が2019年8月29日に発表した。

 明治安田生命は、これまでも、営業の現場でタブレット端末を活用してきた。例えば、各種手続きを電子化することによって、顧客から見た利便性が向上する。また、顧客に対して有益な情報を提供できる。今回、顧客サービスの強化やセキュリティの強化などを目的に、新たなタブレット端末を導入した(写真1)。

写真1:明治安田生命が導入したタブレット型次世代営業職員端末「マイスタープラス」の外観写真1:明治安田生命が導入したタブレット型次世代営業職員端末「マイスタープラス」の外観

 新しいタブレット端末では、複数契約の手続きをまとめて1回の電子サインで行える「一括手続き」の対象範囲を拡大するなど、各種手続きに関する利便性を高めた。また、顧客の健康増進に役立つ情報やアドバイスを提供することで、営業職員のコンサルティング力を強化した。

 セキュリティ面では、これまでも、顧客情報は明治安田生命のシステムセンターで一元管理し、端末内には保持しない運用をしてきた。新しいタブレットではさらに、内蔵カメラとWindows 10の生体認証機能「Windows Hello」を使って、生体認証(顔認証)を実施する。これにより、本人認証作業の簡素化とセキュリティを両立した。

 ハードウェア面の特徴は、バッテリを着脱式から一体型に変更することによって、明治安田生命の従来端末と比較して約16%の軽量化を図り、737グラムを実現した。駆動時間は、従来の2倍相当の約10時間を実現した。また、タブレット用専属ペンの電池切れを防ぐため、瞬間充電ペンを採用し、15秒の充電で90分利用できるようにした。

 なお、新しいタブレット端末は、富士通のWindowsタブレット「FUJITSU Tablet ARROWS Tab V727」シリーズをカスタマイズしたものである。

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