東京電力パワーグリッド、NTTデータ、日立製作所の3社は2020年3月19日、ドローンによる設備点検高度化や新たな事業の創出を目的とした「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」を同日付で設立した。資本金は7億円で、出資比率は東京電力パワーグリッドが43%(3億円)、NTTデータが28.5%(2億円)、日立製作所が28.5%(2億円)となっている。
東京電力パワーグリッド、NTTデータ、日立製作所の3社は、ドローンが安全に飛び交う世界を実現するため、「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」を設立した(記事末の表1)。ドローンの航路として有力視されている電力設備の上空などを活用した全国共通の「航路プラットフォーム」を構築し、空のインフラとして提供するのが狙い。
同事業組合は、有人地帯でのドローンの目視外飛行を支援する航路プラットフォームの構築に向けて設立された。電力会社をはじめとしたインフラ事業者など、今後、ドローンの活用を期待している各種の事業者と共に、実フィールドを活用したユースケース実証を通して有用性を確立する。電力を中心としたインフラ設備点検の高度化に向けては、目視外飛行による巡視・点検を実現するためのシステム構築と実証を行い、早期の実用化を目指す。
東京電力パワーグリッドは、電力設備を活用した実証環境を構築する。NTTデータと日立は、ドローン運航管理システム(写真1)の実証環境を構築する。
事業組合名 | グリッドスカイウェイ有限責任事業組合 |
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資本金 | 7億円 |
出資比率 | 東京電力パワーグリッド43%(3億円) NTTデータ28.5%(2億円) 日立製作所28.5%(2億円) |
設立日 | 2020年3月19日 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階 (2020年4月1日開所予定) |