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ML自動化ツール「DataRobot」に新版、データプレパレーション機能「Paxata」などを追加

画像学習で判定モデルを作成する「Visual AI」機能も追加

2020年4月23日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

DataRobotは2020年4月23日、マシンラーニング(機械学習)を用いた予測モデルの生成を自動化するツール「DataRobot」の新バージョン「v6.0」を発表した。新版では、数値や文字だけでなく画像を学習して判定モデルを作成できる「Visual AI」機能を追加した。さらに、モデルを自動生成する中核機能のほかに、学習データを整備するデータプレパレーション機能「DataRobot Paxata」や、作成したAIモデルを組み込んだアプリケーションの作成を自動化する「AIアプリケーション」機能を追加した。

 DataRobotは、マシンラーニング(機械学習)を用いた予測モデルの作成を自動化するソフトウェアである。分析用のデータさえ用意すれば、Web画面からデータを登録して「何を予測するか」を指定するだけで、予測モデルを自動生成してくれる。教師あり学習を自動化するツールであり、真偽の分類や数値の予測などに利用できる。DataRobotの導入を支援するコンサルティングサービスも用意している(関連記事マシンラーニング自動化のDataRobot、コンサルメニューを体系化した「AIサクセスプログラム」)。

 今回の新版では、いくつかの機能が追加されている。数値や文字だけでなく画像を学習してAIモデルを作成できる「Visual AI」機能がその1つだ(画面1)。ディープラーニング(深層学習)に必要なスキルやリソースを持たない組織でも、画像を用いたモデリングを迅速に行えるとしている。画像ファイル群をドラッグ&ドロップするだけで、画像を活用したモデルを作成できる。画像に対して「AIの説明性」も提供するため、画像とモデルの予測結果との関連性を理解した上でモデルを利用できるとしている。

図1:数値や文字だけでなく画像を学習してAIモデルを作成できる「Visual AI」機能を追加した(出典:DataRobot)図1:数値や文字だけでなく画像を学習してAIモデルを作成できる「Visual AI」機能を追加した(出典:DataRobot)
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 新版ではまた、学習データを整備するためのデータプレパレーション機能「DataRobot Paxata」を追加した(画面2)。データを実際に使える状態へと加工・変換するソフトウェアである。2019年12月にDataRobotが買収した米Paxata(パクサタ)の製品・機能を利用している(関連記事マシンラーニングの学習データをすばやく準備、アシストとDataRobotが協業)。背景には、学習データの整備に時間がかかっているという状況がある。

図2:学習データを整備するためのデータプレパレーション機能「DataRobot Paxata」を追加した(出典:DataRobot)図2:学習データを整備するためのデータプレパレーション機能「DataRobot Paxata」を追加した(出典:DataRobot)
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 新版ではさらに、作成したAIモデルを組み込んだアプリケーションを自動で作成できる「AIアプリケーション」機能を追加した(画面3)。これにより、最終的に意思決定を行うエンドユーザーがAIモデルを利用しやすくなった。データサイエンスに馴染みのない業務ユーザーでも、予測モデルを用いた予測値の取得や、予測結果の比較、逆問題による予測値の最適化、などを実行できるとしている。

図3:作成したAIモデルを組み込んだアプリケーションを自動で作成できる「AIアプリケーション」機能を追加した(出典:DataRobot)図3:作成したAIモデルを組み込んだアプリケーションを自動で作成できる「AIアプリケーション」機能を追加した(出典:DataRobot)
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DataRobot / Paxata / データプレパレーション / マシンラーニング / ディープラーニング

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ML自動化ツール「DataRobot」に新版、データプレパレーション機能「Paxata」などを追加DataRobotは2020年4月23日、マシンラーニング(機械学習)を用いた予測モデルの生成を自動化するツール「DataRobot」の新バージョン「v6.0」を発表した。新版では、数値や文字だけでなく画像を学習して判定モデルを作成できる「Visual AI」機能を追加した。さらに、モデルを自動生成する中核機能のほかに、学習データを整備するデータプレパレーション機能「DataRobot Paxata」や、作成したAIモデルを組み込んだアプリケーションの作成を自動化する「AIアプリケーション」機能を追加した。

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