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厚労省のオンライン診療対応医療機関リスト1万件をGISでマップ化─ジャッグジャパン

2020年4月27日(月)IT Leaders編集部

情報の視覚化サービスなどを提供するジャッグジャパン(J.A.G JAPAN)は2020年4月26日、厚生労働省が公開しているオンライン診療に対応した全国医療機関リストを日本地図上にマッピングした「全国オンライン診療・電話診療対応医療機関マップ」を公開した。厚労省同リストに掲載されているオンライン/電話診察対応医療機関約1万件について、同社が機械可読性のある形にデータベース化し、GIS(地理情報システム)を用いて地図化したもので、無料で閲覧・検索が可能になっている。

 ジャッグジャパンが今回、公開開始したのは「全国オンライン診療・電話診療対応医療機関マップ」(https://bit.ly/0410list画面1)。厚生労働省がとりまとめたオンライン診療に対応した全国医療機関リストが元になっている。

画面1:全国オンライン診療・電話診療対応医療機関マップ(https://bit.ly/0410list
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 同リストは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の深刻な感染状況から、政府が医療機関による電話や情報通信機器といったオンラインでの初診・再診を一時的に解禁したのに伴い厚労省のWebサイトで2020年4月24日より公開が始まったものである(参考文書2020年4月10日付け厚生労働省事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて)。

 厚労省が公開した元リストは全国約1万件のオンライン診療対応医療機関を都道府県ごとにPDF化したもので、同省のWebページから閲覧できる。ただし、都道府県ごとに表のフォーマットが微妙に異なっていたり、記載ルールが統一されていなかったりと、必要な情報を検索しにくい状態にあった。

画面2:スマートフォンからのアクセス画面。初診や再診によるオンライン診療可否や、診療科による条件検索が可能(出典:ジャッグジャパン)
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 そこでジャッグジャパンは、これらの情報の正規化・機械可読化処理を行ったうえで、住所を元に、GIS(地理情報システム)を用いて、「全国オンライン診療・電話診療対応医療機関マップ」として表示するオンライン地図を構築した。ユーザーは、住所や位置情報、探している診療科などから、地図や検索機能を用いてを使って容易に近隣の医療機関を探すことができる。

 マップはPCとスマートフォン、タブレットでの表示に対応し、初診や再診によるオンライン診療可否や、診療科による条件検索が行えるようになっている(画面2)。同社は検索の例として、「子供が熱を出したから、オンラインで診察をしてくれる近隣の小児科を探したい」「いつも通っているかかりつけ医がオンライン診療に対応しているかを探したい」といったニーズに応えられるとしている。

 ジャッグジャパンは、さまざまな情報を視覚化するサービスを提供する会社。2月16日に、米Esri(日本法人:ESRIジャパン)が開発・提供するGISプラットフォーム「ArcGIS」を用いてCOVID-19の国内感染状況を可視化するダッシュボード「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」)を公開し、すでに3000万以上のアクセスがあるという(関連記事ジャッグジャパン、新型コロナウイルス感染状況を日本地図上で可視化するGISダッシュボードマップを公開)。

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