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NTTテクノクロス、匿名加工ソフト「タソカレナ」を強化、匿名加工ルールをAIが提案

2020年6月19日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTテクノクロスは2020年6月15日、企業などが保有するパーソナルデータを匿名加工するソフトウェア「tasokarena(タソカレナ)」を強化したと発表した。新版では、匿名加工ルールをAIが提案できるようにした。さらに、投薬日の日付間隔を保ったまま加工する機能など、医療業界向けの機能を追加した。新版は、2020年9月から販売する。価格(税別)は、「スタンダード版」(GUI版)が年額60万円から、「エンタープライズ版」(スタンダード版+自動実行/データ連携機能)が年額180万円から。

 tasokarena(タソカレナ)は、パーソナルデータから特定の個人を識別できないように加工するソフトウェアである(図1)。個人情報を匿名加工することによって、本人の同意なくデータを活用できるようになる。採用している匿名化技術の特徴は、データの一部分を確率的に書き換えるランダム化の処理と、元の状態を推定する再構築という処理によって、理論的にk-匿名性を満たしつつ、元のデータの統計的性質をなるべく保てることである。

図1:tasokarenaの概要(出典:NTTテクノクロス)図1:tasokarenaの概要(出典:NTTテクノクロス)
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 今回の新版では、匿名加工ルールをAIが提案できるようにした。tasokarenaの補助ツールに入力・設定したパーソナルデータの内容から、個人を特定できる危険性をAI機能が判別し、適用を検討すべき加工ルールを提案する。これにより、数十種類ある加工技法からどの技法を適用すればよいかをゼロから検討する手間が減る。

 新版ではまた、医療分野に特化した機能も拡充した。まず、レセプト(診療報酬明細書)データをtasokarenaで読み込むためのデータ変換ソフトウェアを提供する。レコード項目数や記録内容の形式を統一するクレンジング処理の作業を削減する。変換後のレセプトデータを使って作成した匿名加工情報を再び元のレセプトデータのフォーマットに戻すこともできることから、既存のレセプトデータの分析システムでも匿名加工情報を活用できる。

 医療分野向けではさらに、投薬日のデータなどについて、日付の間隔を保ったまま加工する技法を追加した。これまでも投薬の順序を維持した状態で日付をランダム化することは可能だったが、日付の間隔も維持できるようにした。

 新版ではさらに、同一事業者内で情報を共有する際の安全性を高めるためのツールとして、自由記述欄に個人情報が含まれていた場合にこれを削除するマスキングソフトウェアを提供する。

 例えば、自由記述欄に記述した医師の所見や患者の診療記録に含まれる個人情報は、ユーザーの手作業によるマスキングが必要なため、大きな負担になっていた。マスキングソフトウェアは、自然言語解析によって、文章の中から氏名や住所などを自動で判別する。

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