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マクニカ、AI導入フェーズごとに期間と費用を明確化したSIサービス「Re:Alize」を開始

AIの導入から運用までの各フェーズをモジュール化して提供

2020年9月11日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカは2020年9月11日、AIの導入から運用までの各フェーズをモジュール化したサービス「Re:Alize.macnica.ai」(以下、Re:Alize、リアライズ)の提供を開始した。AI導入の初期段階からフェーズごとに、明確な期間と投資金額を把握した上で、プロジェクトを推進できる。

 マクニカの「Re:Alize.macnica.ai(Re:Alize)」は、導入から運用までの各フェーズをモジュール化したサービスである。AIの実装に不可欠なライブラリもライセンス化している。マクニカのAI専門組織が100以上のAIプロジェクトの支援で得たノウハウをベースにしている。Re:Alizeを活用することで、AI導入のフェーズごとに明確な期間と費用を把握できる。

 Re:Alizeを提供する背景についてマクニカは、AIに必要な投資金額や、AIに必要な導入期間が不明瞭な状況を挙げる。同社によると、金額や期間が不明瞭であることが原因で、AIの導入に踏み切れなかったり、プロジェクトが中断して本格的なAI活用にまで至らなかったりするケースが多いという。

 Re:Alizeは、AI導入の4つのステップごとにサービスメニューを用意した(表1)。価格はいずれも税別。

表1:Re:Alizeのサービスメニュー(出典:マクニカ)表1:Re:Alizeのサービスメニュー(出典:マクニカ)
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 「データ確認サービス」では、ユーザーが保有するデータを分析し、目的が達成できるかを評価する。成果物は、データ分析報告書と、サンプルダッシュボード。サービス提供期間は1カ月間以内。価格は1カ月で50万円。

 AIモデリングサービスでは、AIモデルを作成して評価する。成果物は、AIモデル作成報告書と、サンプルダッシュボード。サービス提供期間は約1カ月。価格は1カ月で50万円。

 AI試験運用サービスでは、運用時のデータを使ってAIモデルを検証し、運用に向けてシステムを検討する。成果物は、試験運用結果報告書と、サンプルダッシュボード。サービス提供期間は約1カ月。価格は1カ月で50万円。

 AI運用サービスでは、AIモデルの精度監視、AIモデルの再学習、バージョン管理、使いやすいUIの提供、定期レビューなどを実施する。成果物は、AI運用基盤(AIモデルのライセンスや運用ダッシュボードなど)。サービス提供期間と価格は、個別見積もり。

 オプションで、コーチングサービスも提供する。運用のアドバイスや、AIの適用範囲の拡大に向けた支援を実施する。成果物はコーチング報告書。所要時間は2時間。価格は25万円。

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