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ヤマハ、仮想ルーター「vRX」を拡充、オンプレミスで使えるVMware版を追加

2020年11月18日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヤマハは2020年11月18日、これまでハードウェアとして提供してきた「ヤマハルーター」をソフトウェアルーター化した「vRX」の稼働環境を拡大した。2019年9月から提供しているAWS(Amazon Web Services)版に加えて、新たにVMware ESXi版を用意した。オンプレミス環境で仮想ルーターを利用できるようになった。価格(税別)は上限速度10Mbit/秒の最小構成で年額1万6500円、上限速度10Gbit/秒の最大構成で年額200万円など。オプションのVPN接続ライセンスは、最小構成の10対地で2万円、最大構成の1000対地で156万円など。

 「vRX」は、ヤマハが提供する、仮想アプライアンス型のソフトウェアルーターである(関連記事ヤマハ、仮想ルーター「vRX」を発表、AWS版を2019年9月に提供)。ヤマハがこれまで提供してきたハードウェア型ルーター機器と、ソフトウェアの大半を共通化している。既存のハードウェア型ルーターの大多数のコマンドをそのまま利用できる(画面1)。

画面1:ヤマハ仮想ルーターのCLI画面でコマンド「show config」を実行した結果(出典:ヤマハ)画面1:ヤマハ仮想ルーターのCLI画面でコマンド「show config」を実行した結果(出典:ヤマハ)

 ハードウェア型ルーター機器のようにスペックが固定されていないので、導入するライセンスを変更することで、速度やVPNの接続拠点数といったスペックをスケール(拡張)できる(図1)。例えば、初期導入時は10Mbit/秒でVPN接続拠点数10で使い始め、後に10Gbit/秒でVPN接続拠点数1000に拡張する、といったことが可能だ。

図1:ハードウェア型のルーター機器のようにスペックが固定されていないので、導入するライセンスを変更することで、速度やVPNの接続拠点数といったスペックをスケール(拡張)できる(出典:ヤマハ)図1:ハードウェア型のルーター機器のようにスペックが固定されていないので、導入するライセンスを変更することで、速度やVPNの接続拠点数といったスペックをスケール(拡張)できる(出典:ヤマハ)

 2019年9月に第1弾として、AWS(Amazon Web Services)上で動作するAMI版を提供開始した。今回、第2弾として、VMware ESXi上で動作する「ローカル仮想環境版」を追加した形である。オンプレミスのVMware仮想サーバー環境で動作させられる。仮想ルーターは、他の仮想サーバーと同様、VMware vCenter Serverから一元管理できる。

 仮想アプライアンス型ルーターなので、1台の物理サーバー上で複数の仮想ルーターを運用できる。ビジネスの成長などの需要に応じて、ハードウェアよりも手軽にルーターを拡充できる。高い性能の物理サーバーと広帯域ライセンスを組み合わせることで、仮想ルーターの性能を高められる。

 仮想ルーターの仕様は、表1の通り。動作環境によって発揮できる性能が異なる。必要なVPN対地数や速度に応じたライセンスの購入が必要となる。

表1:VMware ESXiで動作する仮想ルーターの仕様(出典:ヤマハ)
仕様 最大値
LANインタフェース数 4
IPv4スループット 20Gbit/秒
IPsecスループット 2Gbit/秒
VPN対地数(IPsec) 6000
VPN対地数(マルチポイントトンネル) 100
VPN対地数(L2TP/IPsec) 1000
VPN対地数(L2TPv3/IPsec) 99
VPN対地数(最大設定可能数) 6000
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