電通国際情報サービス(ISID)は2021年2月8日、AIモデルの開発と運用を自動化するサービス「OpTApf」(オプタピーエフ)を強化したと発表した。同日提供を開始した。新たに、時系列データの活用にあたって必須となる、データの前処理加工を行う新機能「タイムスフィーチャ機能」を搭載した。OpTApfの利用料金(税別)は、月額40万円から(クラウド環境利用料は含まず)。
電通国際情報サービス(ISID)の「OpTApf」は、Azureのマシンラーニング(機械学習)機能である「Azure Machine Learning」を使って、数百種類のロジックから最適なAIモデルを3ステップで構築できるサービスである。AIの専門知識がなくても、分析したいデータを投入して簡単な設定を行うだけで、AIモデルを構築できる。構築したAIモデルは、OpTApfが自動でAPI化するため、他システムから業務利用できる。
今回、OpTApfを強化し、時系列データの活用を支援する「タイムスフィーチャ機能」を開発した(図1)。 時系列データの前処理加工を、簡単なオペレーションで行える。時系列データを投入する際に、目的変数と、分析粒度であるウィンドウのサイズを指定するだけで、データ活用に必要となる前処理加工からAIモデルの構築までをOpTApfが自動で処理する。
図1:時系列データの活用に必要な、データの前処理加工を行う「タイムスフィーチャ機能」の概要(出典電通国際情報サービス)拡大画像表示
製品提供の背景についてISIDは、機器の故障や各種需要などを予測するAIモデルの開発において、精度の高いモデルを構築するために、事象の時間的な変化を観測して得られる時系列データの適切な活用が必要になっている状況を挙げる。
「しかし、時系列データの活用には、データが持つ特徴量と分析したい時間の粒度にあわせて、データを整えることが求められる。これらの工程は、専門知識を持つデータサイエンティストが行うことが一般的だった」(同社)
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



