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サブウェイの店舗で、AIが顧客の表情や視線から関心の高そうなメニューを提案する実証実験

2021年8月5日(木)IT Leaders編集部

沖電気工業(OKI)は2021年8月4日、サンドイッチチェーンの日本サブウェイの店舗で、セルフ注文端末のカメラに映った顧客の表情や視線から、AIが関心の高そうなメニューを提案する実証実験を行うと発表した。サブウェイ渋谷桜丘店において、同年8月2日から8月6日にかけて実施する。アンケートによって有効性を検証する。

 沖電気工業(OKI)と日本サブウェイは、サブウェイ渋谷桜丘店(東京都渋谷区)において、セルフ注文端末のカメラに映った顧客の表情と視線から、AIが関心の高そうなメニューを提案する実証実験を実施する。「オススメ」メニューの提案によって注文時の迷いを軽減する機能の有効性、店舗における接客業務の効率化、非対面・非接触操作による注文の有用性などを検証する(図1)。

図1:提案型注文システムの構成(出典:沖電気工業)図1:提案型注文システムの構成(出典:沖電気工業)

 OKIの「AIを用いた感情推定技術」を利用する。ディープラーニング(深層学習)によって、人の自然な表情やふるまいから潜在的な感情を推定する技術で、接客支援ミドルウェア「CounterSmart」に備わる感情AI技術「興味・関心推定技術」を用いる。

 サブウェイの店舗で、セルフ注文端末のカメラから得た表情データと視線センサーから得た視線データから、独自のアルゴリズムによって、顧客の興味・関心が高そうな「オススメ」メニューを提案して顧客の注文をサポートする。メニュー選択の迷い、注文の仕方が分からないことによる顧客の焦り、緊張を緩和する。また、注文時間の短縮とスムーズな注文による店舗スタッフの生産性向上とストレス軽減なども期待されるという。

 実証への参加をサブウェイの店舗で先着順に募り、同意した顧客が実際に注文し、使用感をアンケートで尋ねる。実証を通じて、サブウェイの注文スタイルに不慣れな顧客でも容易かつ非接触操作で注文が行えるかを検証する。また、1人あたりの接客対応時間の短縮など、効率化も合わせて検証する。

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