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CTC、AI分析のためのデータプレパレーションサービスを提供

2021年8月20日(金)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2021年8月19日、データプレパレーションサービスの提供を開始した。AIでデータを分析するための事前準備として、データの表記揺れや誤記などを修正して整理する。障害者雇用を推進する特例子会社CTCひなりと共に提供する。CTCが金融業を中心とした顧客から受注したAIやデータ分析などの案件において、CTCひなりが、データの表記揺れや誤記などを整えるデータプレパレーション作業を実施する。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が今回発表したデータプレパレーションサービスでは、AIによるデータ分析に取り組む際に必要なデータプレパレーション作業、ユーザー企業に代わってCTCが専門的にを請け負う。Python言語などを用いてデータの表記揺れや誤記などを修正して整理する。

 CTCによると、データの整形や加工、あるいは欠損や誤りの修正といったDP作業は、AI導入の作業全体のうち8割を占めるという。「また、データは日々追加・更新がかかるため、データプレパレーション作業は継続して行う必要があるが、十分なエンジニアの確保が難しいなどの課題がある」(同社)

 データプレパレーションサービスでは、例えば、「お客様/顧客」「取締役/役員」などの用語の名寄せを行ったり、全角と半角を含めた表記ルールを適用したりする。重複した用語の削除や異常値の除去も行う。こうして整形・整備したデータを基に分析することで、より精度の高い予測や判断が可能になるとしている。

 同サービスは障害者雇用を推進する特例子会社CTCひなりと共に提供する。CTCひなりは、障害のある社員を支援する社員(サポートマネージャー)と、主に知的障害がある社員がチームを組んで、2020年初頭からPythonによるデータ整形に取り組んできた。CTCの金融分野におけるAIやデータ分析のノウハウに基づく約1年間の試行期間を経て、定型的なデータの整形に関してはエンジニアと同等の技術水準に達しているという。

 CTCとCTCひなりは、同サービスを通じてユーザー企業のAI活用支援を推進する。また、「障害者によるデータプレパレーション作業が普及することで、IT分野での障害者の職域拡大にもつながる。プログラミング業務はテレワークとの親和性も高く、出社が困難な人材のさらなる在宅就労にも期待が持てる」(CTC)としている。

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