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日立ソリューションズ、熟練面談者のノウハウをAIモデル化する「面談支援AIサービス」

2021年12月27日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズは2021年12月27日、「面談支援AIサービス」を発表した。クラウドサービスとして2022年1月5日から提供する。被面談者の受け答えの様子から、AIが性格や特性などを評価するサービスである。AIモデルは、面談動画と、測定指標ごとの評価結果を学習させて作る。ジョブ型人事制度などにおける面談を支援する。価格は、個別見積もり。

 面談支援AIサービスは、カメラとマイクで捉えた被面談者の受け答えの様子から、AIが性格や特性などを評価するサービスである(図1)。面談者による被面談者に対する評価を支援する。評価に用いるAIモデルは、熟練面談者に面談動画を評価させるだけでノンコーディングで作れる。測定指標や面談の質問項目は、企業や組織、業務ごとに設定する。

図1:面談支援AIサービスの利用イメージ(出典:日立ソリューションズ)図1:面談支援AIサービスの利用イメージ(出典:日立ソリューションズ)
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 被面談者は、Webブラウザで面談を受ける。「対面面談」(面談者との面談)と「セルフ面談」(アバターとの面談)の2パターンの面談スタイルを選ぶ。進め方は、対面・セルフともに、面談者側が設定した設問項目に被面談者が答えていく形で実施する。回答時の動画から、顔の表情などの非言語情報や言語情報を分析し、指標ごとの評価を出力する。

 測定指標の例として、コミュニケーション(傾聴力、理解力、発信力)、性格特性(協調性、外向性、ポジディブ/ネガティブ思考)、キャリア志向(仕事への意欲、計画力、行動力)などがある。これらの指標を自由に設定し、評価した情報とともに面談動画とあわせて学習させる。

 同サービスの開発に際しては、UTグループとPoC(概念検証)を実施した。PoCの結果、AIモデルの予測が熟練面談者の評価と比ねても大差なく、実用可能であることを確認したとしている。

 2022年春には、AIモデルの精度を継続的に向上させる機能を搭載する。熟練面談者の評価結果と異なる結果を出した場合に、熟練面談者が評価結果の違いをAIモデルにフィードバックできるようにする。

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