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佐賀県医療センター好生館、勤怠管理パッケージを導入、紙やExcelによる業務をシステム化

2022年2月2日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館(佐賀県佐賀市)は、紙やExcelで行っていた勤怠管理を、人事業務パッケージ「COMPANY」でシステム化した。2021年4月に勤怠管理機能、同年9月に年末調整などのWebワークフロー機能を利用開始した。COMPANYを提供するWorks Human Intelligenceが2022年2月2日に発表した。

 佐賀県医療センター好生館は、紙やExcelで行っていた勤怠管理を、人事業務パッケージ「COMPANY」でシステム化した。2021年4月に勤怠・労務管理パッケージ「COMPANY 就労・プロジェクト管理」、同年9月に人事考課・Webワークフローパッケージ「COMPANY Web Service」を利用開始した。同院が2009年から利用している人事・給与パッケージ「COMPANY 人事・給与」と連携できる点などを評価して採用した(画面1)。

画面1:「COMPANY」の画面イメージ。残業時間の多い職員や有給取得義務の期限が迫っている職員を見える化する(出典:Works Human Intelligence)画面1:「COMPANY」の画面イメージ。残業時間の多い職員や有給取得義務の期限が迫っている職員を見える化する(出典:Works Human Intelligence)
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 同院で働く医療従事者は約1300人である。これまでは、勤怠管理の多くを紙とExcelで行っていたことから、勤務実態をスムーズに把握できていなかった。また、病院特有の勤務形態や複雑なシフトの組み合わせが多く存在しており、システム化にあたっては、柔軟性のある機能が求められていた。こうした背景の下、勤怠管理とワークフローをシステム化するべく、人事パッケージを新規に導入した。

 導入効果の1つは、ペーパーレス化である。紙で行っていた各種業務をシステム化したことで、給与明細1.5万枚、勤怠領域1.5万枚、年末調整2万枚、合わせて年間5万枚の紙を削減した。また、年末調整業務においては、用紙の印刷・封入作業にかけていた約20時間の業務時間を削減した。今後は、人事考課・Webワークフローパッケージによって、従業員の通勤交通費や口座情報などの個人情報申請を、紙からシステムへと順次切り替える。

 有給休暇の取得申請をWeb化したことで、利用開始から7カ月間で有給休暇の取得率が前年比26%上昇した。これまで紙で行っていた有給休暇取得申請をシステム上で行えるようになったことで、申請・取得が容易になり、職員の有給取得が進んだ形である。

 勤怠情報をタイムリーに取得することで、時間外労働の上限超過を防止できるようになった。これまで紙やExcelで行っていた勤怠管理をシステム化したことで、誰がどれだけ働いているのかをタイムリーに把握できるようになった。時間外労働の上限に達しそうな職員を事前に把握することで、時間超過の防止措置を事前に図れるようになった。

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