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医療法人社団桐和会が「COMPANY」導入で人事データを一元化、給与計算の入力作業を3分の1に

2022年3月8日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東京近郊で28の医療施設を運営する医療法人社団桐和会(東京都江戸川区)は、人事アプリケーションパッケージ「COMPANY」を導入した。これまで複数のシステムや表計算ソフトに分散していた人事データを一元化し、給与計算にかかる入力作業を3分の1に低減した。COMPANYの提供元であるWorks Human Intelligence(WHI)が2022年3月8日に発表した。

 東京近郊で28の医療施設を運営する桐和会は、人事アプリケーションパッケージ「COMPANY」を導入した(画面1)。これまで複数のシステムや表計算ソフトに分散していた人事データを一元化し、自動連携させた。これにより、煩雑化した作業やオペレーションミスを削減した。

画面1:現場部門からの異動申請画面。承認後は自動で人事情報に登録する(出典:Works Human Intelligence)画面1:現場部門からの異動申請画面。承認後は自動で人事情報に登録する(出典:Works Human Intelligence)
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 桐和会はこれまで、給与計算に必要な情報を給与システム内で管理しきれておらず、毎月表計算ソフトにあるデータ(寮・社宅情報など)を人事担当者が手入力していた。新規採用時や異動・昇格時には、1人の採用・異動・昇格ごとに各システムに対して同内容の入力作業を3回ずつ行う必要があった。COMPANYの導入により、1度の入力で関係者の承認、人事情報の登録、給与反映のすべてを行えるようになり、入力作業が3分の1に減った。

 2021年には、新型コロナウイルス対応に関する手当の支給が突然決定し、給与支給の2週間前に手当金額が決まることもあった。従来、給与計算の内容を変更する際には、手当を1種類追加するだけでも1カ月前にシステムベンダーに連絡して修正依頼をする必要があったが、COMPANYでは、人事担当者みずから設定を変更し、必要な手当を必要なタイミングで支給できた。

 病院の勤務形態に即した勤怠管理も可能になった。例えば、通常の夜勤に加えて、新規配属者が現場に慣れるための「見習い夜勤」が存在し、手当額が異なる。従来の勤怠システムは2つを区別して勤務状況を把握できなかったため、「見習い夜勤」を行った従業員を人事担当者が把握し、手入力で給与へ反映させる必要があった。ほかにも、病院に出勤はしないが緊急の電話にいつでも対応できるよう待機する「オンコール」の当番や、勤務時にとった食事の回数など、手当金額に関係する情報を勤怠システム上で管理しきれていなかった。

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