[新製品・サービス]

マクニカソリューションズ、各ツールのログを分析・可視化する「MUCV」をリリース

LANSCOPE、Box、SOCサービスを対象に提供

2022年4月6日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカソリューションズは2022年4月6日、クラウド型ログデータ分析プラットフォーム「Macnica U's Case Visualizer(MUCV)」を提供開始した。アプリケーションや運用管理ツールなどが出力するログデータを収集し、分析ダッシュボード画面で可視化する。SaaSの形態で提供する。まず、クライアント管理ツール「LANSCOPE」のPC操作ログを分析する製品、「Box」のイベントログを分析する製品、SOCを構築し、各種セキュリティ製品のログを分析する製品の3つを提供し、今後、順次新メニューを拡充する。価格例は、LANSCOPE向け1000ユーザーで年額300万円から。

 マクニカソリューションズの「Macnica U's Case Visualizer(MUCV)」は、アプリケーションや運用管理ツールなどが出力するログデータを収集し、分析ダッシュボード画面で可視化するクラウド型ログデータ分析プラットフォームである(図1)。

 SaaSの形態で提供する。監視したいアプリケーションに合わせた分析画面をプリセットして提供する。監視したいアプリケーションの利用状況やセキュリティインシデントの発生有無などを可視化する。製品が出力するデータをMUCVに送り込むだけで使い始められる。

図1:クラウド型ログデータ分析基盤「Macnica U's Case Visualizer」(MUCV)の概要(出典:マクニカ)図1:クラウド型ログデータ分析基盤「Macnica U's Case Visualizer」(MUCV)の概要(出典:マクニカ)
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 まずは分析可能なアプリケーションとして、(1)エムオーテックスのクライアント管理ツール「LANSCOPE」が出力するPC操作ログを分析する「MUCV for LANSCOPE」、(2)クラウドストレージ「Box」が出力するイベントログを分析する「MUCV for Box」、(3)SOC(セキュリティオペレーションセンター)を構築し、各種セキュリティ製品のログを分析する「MUCV for SOC」の3サービスを提供する。

 (1)MUCV for LANSCOPEは、LANSCOPEが出力する各種PC操作ログを分析する。これにより、労務の可視化、内部不正対策、ソフトウェア脆弱性対策、などに役立てられる。参考価格は、1000ユーザーで年額300万円から(予定)。

 (2)MUCV for Boxは、Boxが生成するイベントログを分析する。Boxへの不正アクセスを検知・監視したり、設定ミスなどを検知・監視したりできる。参考価格は、約700ユーザーを想定した、取り込みログ量1GBの場合に、年額100万円から(予定)。

 (3)MUCV for SOCは、各種セキュリティ製品が出力するログの分析基盤を構築し、24時間365日で監視するSOCサービスである。S&JのSOCサービスを利用する。参考価格は、個別見積もり。参考例として、ログ容量が1日あたり35GB(ログ保存90日間)で監視対象がEDRとファイアウォールまたはUTM(統合脅威管理)機器の2つ、ユーザー数1000人、四半期レポート込みの場合で、年額1100万円。

 マクニカソリューションズは今後、エンドポイントセキュリティ、セキュアWebゲートウェイなどをはじめ、ユースケースに合わせ、データ活用を支援するメニューを拡充していく予定である。

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マクニカソリューションズ / ログ管理 / Box / SOC / LANSCOPE / マクニカ

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