埼玉県は、行政のデジタル化の一環としてペーパーレスとテレワークに取り組んでいる。文書管理サービス「Box」やWeb会議システム「Zoom」を導入し、これらクラウドサービスへのSSO(シングルサインオン)ログイン手段として、アイデンティティ管理・認証サービス「Okta」を導入した。BoxとOktaの導入を支援したマクニカが2022年4月15日に発表した。
埼玉県は、行政のデジタル化の一環としてペーパーレスとテレワークに取り組んでいる。文書管理サービス「Box」やWeb会議システム「Zoom」を導入し、これらクラウドサービスへのSSO(シングルサインオン)ログイン手段として、アイデンティティ管理・認証サービス「Okta」を導入した(図1)。
図1:埼玉県による「ペーパーレス」と「テレワーク」の取り組みの概要。文書管理サービス「Box」と、Web会議システム「Zoom」を導入し、これらクラウドサービスにSSOでログインする手段としてアイデンティティ管理・認証サービス「Okta」を導入した(出典:マクニカ)拡大画像表示
文書管理のサーバーを、オンプレミスからクラウドサービスのBoxに移行した。Boxのライセンス数は1万3100に上る。定期的に職員の大規模な人事異動があることから、マクニカが独自で開発したプロビジョニングツール「Hakonnect」も合わせて導入した。これにより、Boxのアカウント管理、フォルダ作成、アクセス権付与などの作業を、自動で行える環境を構築した。
Boxの活用により、庁内の様々なシステムやキャビネットに分散していた情報資産を電子化し、一元管理できる仕組みを作り上げた。容量が実質的に無制限となり、ファイルを気兼ねなく保存できるようになった。ペーパーレス化については、トライアルとして実施したモデル部署で90.8%の削減(2021年4~9月、2019年度比)を達成している。
アイデンティティ管理基盤としてOktaを導入し、BoxやZoomといったクラウドサービスへのSSO(シングルサインオン)を実現した。セキュリティ強化のため、多要素認証も実施している。これまでLDAPやCSVファイルに点在していたユーザー情報を取り込んで一元化したことで、プライベートクラウドでの管理体系を維持したまま、クラウドサービスの利用に対応したアイデンティティ管理基盤を構築した。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



