キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2022年5月11日、大企業向けエンドポイントセキュリティ製品「ESET PROTECT Enterprise」および上位プラン「ESET PROTECT MDR」を発表した。ウイルス対策などの防御に加えて、XDR(拡大検知・対処)機能を提供する点が特徴である。これにより、侵入を許したサイバー脅威に対しても、検知や封じ込めなどの事後対応を実現する。上位プランではさらに、日々の運用支援や有事の際の対応支援までワンストップで提供する。販売目標はセキュリティ事業全般で2025年に売上485億円。
キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の「ESET PROTECT Enterprise」および上位プラン「ESET PROTECT MDR」は、大企業向けのエンドポイントセキュリティ製品である。中小企業向けの「ESET PROTECT」(最小構成6ライセンスのEssentialとEntry、最小構成100ライセンスのEssential PlusとAdvanced)の機能上位版に相当する(図1)。
図1:「ESET PROTECT MDR」の概要(出典:キヤノンマーケティングジャパン)拡大画像表示
ESET PROTECT Enterprise/MDRの最大の特徴は、サイバー攻撃を防御するウイルス対策などの機能群に加えて、事後対策であるXDR(拡大検知・対処)機能を備える点である。社内システムへの侵入を許したサイバー脅威に対しても、検知や封じ込めといった事後対応を実現する。具体的には、社内のログデータを収集し、これをもとに脅威を検知して可視化する。これにより、管理者が状況を確認し、速やかに対処できるように支援する。
上位プランのESET PROTECT MDRではさらに、専任のセキュリティエンジニアが、日々の運用支援や有事の際の対応支援まで提供する。具体的には、XDR導入時のチューニング、日々の脅威監視、ユーザーの環境に合わせた設定や更新、トラブル対応、アドバイスなどを24時間365日体制で提供する。
製品提供の背景としてキヤノンMJは、高度な攻撃に対抗するためには、エンドポイントセキュリティ製品の導入だけでなく、万が一の侵入に備えて迅速かつ的確に対応可能な体制の構築と、製品のアップデートなどの日々の運用管理が重要であることを挙げる。
「一方で、これらを実現するために複数ベンダーの製品を導入すると、運用負荷が増すというデメリットがある。ESET PROTECT Enterprise/MDRでは、防御から事後対応までを1製品でカバーする」(同社)。
ESET PROTECT Enterpriseの価格(税別)は、最小構成の100~249ライセンス購入時に1ライセンスあたり年額6500円。同年5月30日から提供する。上位プランのESET PROTECT MDRは、最小構成が500ライセンスで、価格は個別見積もり。同年8月下旬から提供する。
キヤノンマーケティングジャパン / XDR / EDR / エンドポイントセキュリティ / ESET / MDR
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


