KPMGコンサルティングは2022年9月21日、ITコンサルティングサービス「データマネジメント成熟度診断・ロードマップ策定支援サービス」を提供開始した。ユーザー企業のデータマネジメントの課題やレベルを可視化し、具体的なロードマップの策定を支援する。成熟度診断のためのフレームワークを用意しており、担当者へのインタビューまたはWebアンケートを介して診断を実施する。
KPMGコンサルティングの「データマネジメント成熟度診断・ロードマップ策定支援サービス」は、ユーザー企業のデータマネジメントの課題やレベルを可視化し、具体的なロードマップの策定を支援するコンサルティングサービスである。成熟度診断のためのフレームワーク「KPMG Advanced Data Management」(ADM)を用意しており、担当者(数人から十数人程度)へのインタビューまたはWebアンケートを介して診断を実施する(図1)。
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成熟度診断フレームワークのADMは、KPMGがグローバルで蓄積したデータマネジメントのベストプラクティスと、データマネジメントの業界標準を組み合わせて開発したもの(表1)。11の概念ごとに、企業のデータマネジメントの現状を可視化し課題を抽出する。診断結果を基に、データマネジメント体制の整備、ポリシーとルールの策定、データカタログと品質管理プロセスの整備などのアクションにつなげるとしている。
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ADMによる成熟度診断ではまず、「データマネジメント体制の構築に向けた取組みを実行・管理しているか」や「標準的なプロセスに基づいているか」など、取り組みの全体像を測定する。その成熟度診断の回答を基に、データマネジメントのレベルを、実行、管理、定義、測定、最適化の5段階で評価・診断する。
成熟度診断と共にワークショップも実施する。実現すべき目標レベルを抽出し、企業が目指すべき姿とのギャップや課題を可視化する。
「データを効果的かつ永続的に活用し続けるには、データのライフサイクルまで管理するデータマネジメントが不可欠である。一方で、多くの企業は『データ品質が悪く、データ活用の妨げになっている』『スキル・人材が不足している』などの課題によって、データマネジメントを十分に進められていないのが現状である」(KPMGコンサルティング)。