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NEC、耳音響認証を活用したヒアラブルデバイス/システムを法人向けに販売

2022年9月28日(水)IT Leaders編集部

NECは2022年9月27日、ヒアラブルデバイスとクラウド基盤を組み合わせたシステムサービスを同年10月から法人向けに販売すると発表した。耳音響認証によるハンズフリーの個人認証、センサーによる装着者の見守り、ノイズキャンセリング/音声認識エンジンによる音声のテキスト化・システム指示などを実現する。ヒアラブルデバイスは2020年にクラウドファンディングのMakuakeを通じて消費者向けに販売したもの。サービスの価格(税別)は1ユーザーあたり月額3800円から(最小構成は30ユーザー/2年間)。

 NECは、ヒアラブルデバイスとクラウド基盤を組み合わせたシステムサービスを2022年10月から販売する。耳音響認証によるハンズフリーでの個人認証、センサーによる装着者の見守り、ノイズキャンセリングと音声認識エンジンによる音声のテキスト化やシステムへの指示などを実現する(図1)。

図1:耳音響認証の主なユースケース(出典:NEC)
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 ヒアラブルデバイスは2020年にクラウドファンディングのMakuakeを通じて消費者向けに販売したもの。これを今回法人向けのサービスとして提供する(関連記事NEC、ノイズキャンセリングと耳音響認証を備えた完全ワイヤレスイヤホンを販売)。

 同システムは耳音響認証を利用したハンズフリーの個人認証を可能にしている。耳穴からの反響音特性で個人を特定する技術により、デバイスの内側マイクを使って自身の耳を鍵とした個人認証が行える。

 ヒアラブルデバイスの内側と外側の2つの集音マイクを使った独自のノイズキャンセリング機能を備えている。デバイス装着者の発話音声を騒音の影響を受けにくい内側マイクで取得する一方で、発話音声に混入する騒音は外側マイクで取得し、擬似騒音成分を用いて打ち消す。これにより、聞き手に届ける発話音声をクリアにする。

 工場や工事現場などで発生する大きな騒音をカットでき、音声のテキスト化やシステムへの指示など、現場業務のデジタル化にも有効である。

 このほか、ヒアラブルデバイスには、モーションセンサー、温度センサー(体表面温度)、着脱センサーを搭載している。これらをNECのクラウド基盤上のソフトウェアで分析することで、装着者頭部の衝撃や活動状況を検出。体表面温度をもとにした見守りも実現する。

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