伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2023年1月25日、「定着化支援サービス for Salesforce」を発表した。Salesforceの運用サービスを提供するSHIFTと共同で提供する。Salesforceのシステム管理者向けにヘルプデスクと運用サービスを提供することによって、営業プロセスの継続的な改善を支援する。価格(税別)は、27万円から。既にSalesforceを利用している企業を中心に販売する。販売目標は3年間で30件。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「定着化支援サービス for Salesforce」は、セールスフォース・ジャパンの「Salesforce」の利用定着を支援するサービスである。ソフトウェアの品質保証・テストなどを手がけ、Salesforceの運用サービスを展開するSHIFTと共同で提供する。
定着化支援の対象は、Salesforceのコアサービス群(Salesforce Platform、Salesforce Sales Cloud、Salesforce Service Cloud、Salesforce Experience Cloud)。ユーザーからの設定変更の依頼や問い合わせに対応するヘルプデスクサービスと、システム管理者の運用業務代行サービスを提供する。運用代行サービスでは、ユーザーのアカウント管理、システム環境の管理、定期的なバージョンアップに関する情報提供、現行システムへの影響調査・検証などを実施する。
サービスメニューごとに価格を設定している(表1)。ユーザーの要望に合わせて柔軟に組み合わせて利用できる。専任エンジニアがシステム全体をサポートする従来の方法と比べて初期投資を抑える。加えて、システム負荷や運用上の問題を可視化するといった需要に応えるためのコンサルティングを別途個別見積もりで提供する。
「Salesforceの特徴は、自社の業務に合ったアプリケーションをローコードで開発可能で、設定も柔軟に変えられること。一方で、Salesforceの設計や設定を業務の変化に合わせて細かく変更するには専門知識が必要になり、そうしたニーズから定着化支援サービスを提供する」(CTC)
CTCは、2008年からSalesforceを提供している。導入前のコンサルティングから設計、構築、独自アプリケーションの開発、他のクラウドサービスとの連携などで培ったノウハウから、Salesforceの活用を総合的に支援する。
CTCは今後、Salesforceに蓄積した営業活動のデータを活用するためのサービスメニューを拡充していくとしている。
サービスメニュー | 内容 | 参考標準価格(税別) |
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ITヘルプデスクサービス | システム管理者やユーザーからの個別問い合わせへの対応 | 27万円/月20時間から |
設定支援サービス | 業務改善施策として要望が上がった要件などをノンプログラミング開発で実装 | 40万円/月20時間から |
Salesforceアドミンサービス | システム管理者業務の代行 |
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メジャーリリース支援リリース情報提供サービス | 現行の環境に大きな影響を与える可能性があるリリース情報を提供 | 27万円/年から |
メジャーリリース支援シナリオテストサービス | 年3回の定期メジャーリリースが現行の環境に与える影響をテスト環境で検証 |
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マニュアル作成サービス | 操作マニュアル、業務マニュアルの作成 | 30ページまで作成する場合で40万円から |
Salesforce活用成熟度測定コンサルティングサービス | システムの負荷や運用上の問題を可視化して、定着化支援サービスの最適な組み合わせを提案 | 個別見積もり |