[市場動向]

アカマイの主軸事業はCDNからWAFなどのセキュリティに、今後はIaaSへ

買収したLinodeの技術を基に「Akamai Connected Cloud」を提供

2023年3月2日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アカマイ・テクノロジーズは2023年3月2日、説明会を開き、同社の事業ポートフォリオの動向を説明した。これまではCDN(コンテンツ配信ネットワーク)事業が主軸だったが、現在ではWAFなどのセキュリティ事業が伸びており、今後はサーバーやコンテナなどを動かすIaaS事業が主軸になっていく。IaaS事業を支える技術として、2022年に買収した米リノード(Linode)のIaaS基盤を活用する。2023年2月には、リノードの技術を基に新しいクラウドサービス群「Akamai Connected Cloud」を発表している。

写真1:米アカマイ・テクノロジーズ CEO兼共同創業者のトム・レイトン氏
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 「これまではCDN(コンテンツ配信ネットワーク)事業がアカマイ・テクノロジーズで最大の事業だったが、今年からはセキュリティ事業が最大になった。今後5~10年を見据えると、サーバーなどのコンピュートが最大の柱になっているだろう。成長のスピードが速いし、市場も大きいからだ」(米アカマイ・テクノロジーズCEO兼共同創業者のトム・レイトン〈Tom Leighton〉氏、写真1)。

 レイトン氏によると、現在は、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)などのセキュリティ事業が伸びており、今後はサーバーやコンテナなどを動かすIaaS事業が主軸になっていくという。IaaS事業を支える技術として、2022年に買収した米リノード(Linode)のIaaS基盤を活用する。2023年2月には、リノードの技術を基に新しいクラウドサービス群「Akamai Connected Cloud」を発表している。

 国内の動向も同様である。2020年度に59%を占めていたCDN事業は、2022年度には47%と半数を割った。その代わりに大きくシェアを伸ばしたのがセキュリティ事業で、2020年度の37%から、2022年度には45%と、1位のCDN事業に迫っている。IaaS事業も、2020年度の5%から、2022年度は7%へと伸びた(図1)。

図1:日本国内におけるアカマイ・テクノロジーズの売上構成(出典:アカマイ・テクノロジーズ)
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 2023年第2四半期末には、リノードのクラウドサービスを取り込んだAkamai Connected Cloudで、新たなIaaSサイト3カ所を欧米で稼働開始する。既存の11カ所と同様、同社のバックボーンネットワークにつながる。また、新たなサイトは、同年内に世界中の10カ所に開設する新規サイトのテンプレートになる。

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