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IIJエンジニアリング、衛星ブロードバンドの開通・保守作業を請け負うSIを提供

2023年12月13日(水)IT Leaders編集部

IIJエンジニアリングは2023年12月12日、SIサービス「衛星ブロードバンド導入支援ソリューション」を提供開始した。オフィスビルにおける衛星ブロードバンド通信サービスの導入にあたって、用途に合わせたサービスプランの選択や利用方法のアドバイスから、アンテナ設置、保守運用までトータルで支援する。衛星ブロードバンドサービス自体はユーザー側で提供事業者と契約する必要がある。参考価格(税別)はアンテナ設置費用、ケーブル配線工事費用、ドキュメント作成費用を含めて50万円から。

 IIJエンジニアリングの「衛星ブロードバンド導入支援ソリューション」は、オフィスビルにおける衛星ブロードバンド通信サービスの導入・運用を支援するSIサービスである。衛星ブロードバンドサービス自体はユーザー側で提供事業者と契約する必要がある(図1)。

図1:「衛星ブロードバンド導入支援ソリューション」の導入イメージ(出典:IIJエンジニアリング)
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 「Starlink」に代表される衛星ブロードバンドサービスを契約したユーザーに対し、開通まで調査や設置工事などを実施する。ユーザーの用途に合わせた用途に合わせたサービスプランの選択や利用方法のアドバイスから、アンテナ設置、保守運用までトータルで支援する。

 企業がメインで利用するインターネット接続サービスのシステム障害などを想定し、回線のバックアップ/冗長化や拠点から本社へのVPN接続の冗長化で衛星ブロードバンドを導入するニーズを主に想定している。このほか、ブロードバンド敷設が困難なエリア、WANとの相互接続、短期利用の仮設事務所などで衛星ブロードバンドを導入するニーズを挙げている。

 「衛星ブロードバンドによるインターネット接続サービスは、山間部、離島や船上など、ブロードバンドの敷設が困難なエリアでの利用が進むだけでなく、都市部においても、既存回線の混雑回避や災害時のバックアップを目的として、オフィスビルでの導入を検討する企業や自治体が増えている」(同社)

 同社によると、衛星通信では上空を見通せる場所にアンテナを設置する必要があり、都市部のオフィスビルの場合、屋上にアンテナを設置することが多いという。「開設工事に伴う調査やビル管理会社との折衝などが衛星ブロードバンド導入のハードルとなっていた。IIJエンジニアリングは事業でアンテナ設置工事を請け負っており、電気工事業などの資格を持ったエンジニアが担当する」としている。

 参考価格(税別)は、アンテナ設置費用やケーブル配線工事費用、ドキュメント作成費用を含めて50万円から。工事費用については、設置場所やケーブル配線ルートなどの現地調査後に見積りを提示する。

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