米リミニストリート(Rimini Street)は2024年5月20日(米国現地時間)、VMware製品向けサポートサービス「Rimini Support for VMware」を発表した。VMwareの永続ライセンス取得ユーザーが現在支払っているサポート料金とほぼ同額で、今後数年にわたってVMwareプラットフォームの稼働を維持できるとしている。
米リミニストリート(Rimini Street)の「Rimini Support for VMware」は、VMware製品を対象としたサポートサービスである。24時間365日、10分以内で、エンジニアによる優先サポートを受けられる。永続ライセンス取得ユーザーがVMwareに支払っている現在のサポート料金とほぼ同額で、今後数年にわたって稼働させ続けることが可能である。
同社は、VMwareのサポートサービスを提供する理由を、「多くの企業がVMware製品の永続ライセンスを購入しているが、年間費用の大幅値上げという問題に直面している。永続ライセンスのVMwareを将来にわたって使い続けるための、代替となる包括的なサポートプログラムを求めている」と説明する。
「VMwareの永続ライセンスユーザーは、突然のサブスクリプションベースのライセンスモデルへの移行により、これまでは選択していない製品のライセンスが強制的にバンドルされることに不安を感じている。新しいライセンスモデルと新料金を受け入れるか、ベンダーと交渉するか、新しい仮想化プラットフォームを評価・選択・実装するかを考える時間が必要になっている」(同社)
Rimini Support for VMwareでは、こうした決定を先延ばしにでき、リミニストリートからのサポートを受けて時間を稼ぎながら、永続ライセンスのVMwareプラットフォームの稼働を維持することができるとしている。
また、サポートサービスの「Rimini Support」に加えて、セキュリティサービスの「Rimini Protect」、コンサルティングサービスの「Rimini Consult」についても、VMware製品対象のサービスを用意する。それぞれの特徴は以下のとおりである。
(1)Rimini Support for VMware:24時間365日のサポートとアドバイザリーサービス、SLAと以下のサービスが含まれる。
- コンフィギュレーション、パフォーマンス、インストール、アップグレード、カスタマイズ用の専用サポートサービス
- 平均15年の経験を持つ担当プライマリサポートエンジニア
- クリティカルなケースに対する10分以内の応答SLAの保証
(2)Rimini Protect for VMware:既知および未知の脅威と脆弱性に対するプロアクティブなセキュリティ保護と以下のサービスが含まれる。
- VMwareエコシステムの構成強化によるリスク軽減のガイダンス
- リミニストリートが独自に開発したセキュリティ脆弱性分析レポート(SVAR)、緩和オプションと戦略を含むインテリジェンスレポート
- ゼロデイレポート
- レベル1セキュリティアセスメント
(3)Rimini Consult for VMware:VMware利用に関する戦略面・技術面のコンサルティングサービスと以下のサービスが含まれる。
- 技術およびアプリケーションのロードマップと戦略
- 技術評価
- ライセンスアドバイザリー
- 相互運用性と統合
- スタッフおよびスキルの増強
- クラウド移行