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長瀬産業の共同物流マッチングサービスに初の事例、復路のトラックに他社の荷物を積載

2024年12月25日(水)IT Leaders編集部

長瀬産業は2024年12月24日、同社が提供する共同物流マッチングサービスにおける最初の事例を発表した。物流会社と化学品メーカーが同一トラックを用いて富山県・大阪府・石川県を発着点とする輸送ルートで化学品を輸送している。従来は帰り荷が少ない状態で着地点へと戻るところ、復路のトラックに他社の荷物を積載することで積載率を向上させている。

 長瀬産業は、共同物流マッチングサービスを2023年11月から提供している。各企業が個別に輸送している貨物を複数企業間で共同化し、効率的なルートを提示する。共同物流のマッチングの成立で手数料が生じる成功報酬型サービスとして運営している。荷主の運賃コスト削減、物流会社の運賃収入向上、GHG排出量削減、新たな取引先との商機創出などの効果を掲げている。

 企業同士のマッチングにAIを活用し、約30秒でルートを導き出す。危険等級によって混載不可となる危険物同士を混載させない仕組みにより安全性を確保している。

 現在、化学品を取り扱う国内企業を主な対象として約70社のユーザー登録がある。長瀬産業では、企業同士の交流のためのオフラインイベントも定期的に運営している。

 共同物流マッチングサービスにおける最初の事例を発表した。物流会社(A社)と化学品メーカー(B社)が同一トラックを用い、富山県・大阪府・石川県を発着点とする輸送ルートで化学品を輸送している。従来であれば帰り荷が少ない状態で着地点へと戻らなければならないところ、復路のトラックに他社の荷物を積載することで積載率を向上させている(図1)。

図1:共同物流のマッチングサービスを使った輸送事例の概要(出典:長瀬産業)
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