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Vade Japan、なりすましメール対策の設定・管理を簡素化する「DMARC Manager」

2025年1月14日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

Vade Japanは2025年1月14日、DMARC設定・運用簡素化ソフトウェア「DMARC Manager」を発表した。なりすましメール対策に用いる送信ドメイン認証技術「DMARC」の運用を支援する。DMARCに関連したDNSレコードの設定を簡素化するGUIや、DMARCの認証結果情報(DMARCレポート)を分かりやすく可視化するGUIを提供する。

 独Hornetsecurity(ホーネットセキュリティ)傘下のセキュリティベンダーである仏Vade(ヴェイド)。同社日本法人のVade Japanは、「DMARC Manager」(画面1)を国内で発表した。なりすましメール対策に用いる送信ドメイン認証技術DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance、ディーマーク)の設定と管理を簡素化するソフトウェアである。DMARCへのニーズが高まる一方で、その設計と管理が難しいことから提供する。

画面1:「DMARC Manager」の画面例(出典:Hornetsecurity)
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 DMARCの運用では、DNSに情報(SPF、DKIM、DMARC、BIMIそれぞれのDNSレコード)を設定する必要があるが、DMARC Managerは、その設定を簡素化する専用のGUI画面を提供する。メールシステム管理者は、初期設定を施すだけで、DNSレコードを直接編集することなく、GUI操作でDMARCの各設定を設計・更新できる。

 例えば、メールメッセージに企業・組織のロゴを表示することで、受信者が開封前にその信頼性を判断できるようにするBIMI(Brand Indicators for Message Identification、ビミ)の設定では、ロゴ画像と認証マーク証明書をGUIからアップロードすることで、DMARC Managerがそれらのホスティングを自動的に行う。

 XML形式のDMARCのドメイン認証結果レポートを集計して分かりやすく可視化するためのGUI画面も提供する。認証になぜ失敗したのかといった状況の把握や、ドメインを騙った不正なメール送信の特定が行える。また、DMARCレポート本体には含まれない送信元ブロバイダーなどの情報なども表示する。実際に送信されたかどうか、送信元がブロックリストに登録されているかなどの情報も合わせて提供する。

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Vade / DMARC / メールセキュリティ / DNS / メール誤送信対策

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