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マクニカ、なりすましメール検知「Abnormal AI」を販売、いつもと異なる行動をAI判定

2025年7月17日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

マクニカは2025年7月17日、なりすましメール詐欺対策サービス「Abnormal AI」(開発元:米Abnormal AI)を販売すると発表した。マシンラーニング(機械学習)を使い、いつもと違う振る舞いを検知することで、正規アカウントが送ってきたメールが本人によるものなのかを判定する。保護の対象はMicrosoft 365やGoogle Workspaceで、メールだけでなくチャットやファイル共有を含めて保護する。

 マクニカが販売する「Abnormal AI」は、米Abnormal AI(アブノーマルエーアイ)が開発したメール詐欺対策サービスである。本人になりすましたメールを検出し、ビジネスメール詐欺(BEC)やフィッシング攻撃など、メールを経由する標的型攻撃を効率よく検出できるとしている(図1)。

図1:なりすましメールを検出する「Abnormal AI」の概要(出典:マクニカ)
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 マシンラーニング(機械学習)で、いつもと違うふるまいを検知することで、正規アカウントが送ってきたメールが本当に本人によるものなのかを判定する。保護の対象はMicrosoft 365やGoogle Workspaceで、メールだけでなくチャットやファイル共有を含めて保護する。

 メール本文中の単語の使い方やトーン、構文をAIが分析し、攻撃者特有の文体を見抜く。さらに、メールの送受信履歴から人物間の関係性を学習し、「どのような状況ややりとりの中で送られたか」といった背景情報を利用する。メール1通ずつに潜むリスクを判断し、巧妙な詐欺メールを検知・阻止可能だとしている。

 マクニカによると、数年前までは言語の問題から日本はメール経由の攻撃が少なかったという。「現在はAIの精度が上がり、違和感のない日本語での攻撃が増えている。メールだけでなく、チャットで社外の関係者とやり取りするケースも増えており、チャットも攻撃の対象になっている」(同社)。

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マクニカ / なりすまし / メールセキュリティ / ビジネスメール詐欺 / マシンラーニング

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