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サッポログループ、生成AIツール「SAPPORO AI-Stick “サッポロ相棒”」を全社員6000人に導入

Amazon Bedrockを用いて自社で構築

2025年2月5日(水)IT Leaders編集部、日川 佳三

サッポロホールディングス(本社:東京都渋谷区)は2025年2月3日、「Amazon Bedrock」を利用して構築した生成AIツール「SAPPORO AI-Stick(通称:サッポロ相棒)」をサッポログループ全社員約6000人を対象に導入した。業務品質や生産性の向上、業務プロセスの改善を目指す。

 サッポロホールディングスは、サッポログループ全社員約6000人を対象に、生成AIツール「SAPPORO AI-Stick(通称:サッポロ相棒)」(図1)を導入した。業務品質や生産性の向上、業務プロセスの改善を目指す。

図1:「SAPPORO AI-Stick(通称:サッポロ相棒)」のロゴマーク(出典:サッポロホールディングス)
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 AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」を利用して構築したツールで、文章ベースの会話や画像生成の機能を備えている。サッポログループの社内データを利用した回答の生成も可能である。

 生成AIを使いこなすための教育にも注力する。サッポロは全社員をデジタルトランスフォーメーション(DX)人材にする目標を掲げ、DXの基礎リテラシー向上を目的とした研修を2022年から行ってきた(関連記事サッポロHDがグループDX推進計画を策定、「全社員DX人財化」を目指す)。

 取り組みを加速させるため、4年目となる全社員DX研修を2025年2月に開始する。アイデミーの支援を得て、2025年のDX研修として、生成AIに特化したサッポログループオリジナルの研修を実施する。グループの従業員が自発的に生成AIを活用できるようになるレベルを目指す。

 研修では、生成AIの知識習得に加えて、SAPPORO AI-Stickを使ったハンズオンコンテンツを取り入れる。プロンプトテンプレートの展開、活用事例の発信などを通し、SAPPORO AI-Stickの迅速な活用定着を図る。

 今後、社内データとの連携を中心に生成AIツールの活用を広げていく。特定部門領域に特化した事例の創出を目指すと共に、業務プロセスの変革にもつなげる。

関連キーワード

サッポロホールディングス / 生成AI / Bedrock / AWS / 教育プログラム / 人材育成 / 製造 / 飲料

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