石油開発企業のINPEX(本社:東京都港区)は、社員約3000人を対象に、対話型の生成AI環境「ユーザーローカル ChatAI」を導入した。これまでも生成AIを利用していたが、新システムの導入により、RAG(検索拡張生成)による社内文書の検索や、用途に応じた複数の大規模言語モデルの使い分けなどが可能になり、利用者が拡大した。ユーザーローカルが2025年4月9日に発表した。
石油開発企業のINPEXは、全社的なデジタル戦略の一環として、2023年から社内での生成AI活用を推進している。当初は、Microsoft Azure環境上に構築した生成AIシステムを社内に展開していた。
こうした中、さらなる生成AIの実務活用を進めるために、社員が複数の大規模言語モデル(LLM)から用途に適したものを選んで利用できる環境と、社内文書を検索した知識を基に回答するRAG(検索拡張生成)機能が必要になっていた。
今回、これらを満たすシステムとして「ユーザーローカル ChatAI」を採用して、自社の生成AI環境「AIR ChatGPT」(画面1)を構築。約3000人の社員が利用している。
画面1:INPEXが導入・運用する「AIR ChatGPT」の画面(出典:ユーザーローカル)拡大画像表示
「現在は、社内マニュアルの検索や多言語翻訳、各種文書やコードの作成など、多岐にわたる業務で活用を進めており、全社的な業務効率化と生産性向上を目指している」(INPEX)
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