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自動車部品のジェイテクトギヤシステム、クラウドERPを導入して個別最適な業務から脱却へ

S/4HANA CloudをFit to Standard型で導入開始

2025年6月12日(木)IT Leaders編集部

自動車部品メーカーのジェイテクトギヤシステム(本社:愛知県瀬戸市)は、全社業務の最適化を図るため、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用した。2025年3月にFit to Standardアプローチでの導入プロジェクトが始動している。SAPジャパンが2025年6月11日に発表した。

 ジェイテクト子会社のジェイテクトギヤシステムは、愛知県瀬戸市に本社を置き、製造業向けにオーダー歯車や各種工作機械を製造・販売している。特に、自動車のハイポイドギアの歯切り盤を自社開発・製造しているのが特徴で、高精度な歯車製品の製造をサポートする工作機械も開発している。

 同社では、業務やシステムが個別/部門最適化し、データの一元化が進んでいなかった。データの維持管理に工数がかかり、リアルタイムデータに基づく迅速な経営判断がままならなかった。また、個別最適の業務プロセスには属人的な作業も多く、組織の硬直化を招いていたという。

画面1:クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」の画面例(出典:SAPジャパン)
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 そこで、個別最適化された業務システムを刷新し、全社で業務を最適化すべく、SAPジャパンのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」(画面1)を採用。ERPのベストプラクティスに既存業務を適合させてカスタマイズを最小限に抑える“Fit to Standard”手法を導入方針に定めた。

 2025年3月に導入プロジェクトが始動した。ジェイテクトギヤシステムは、運用工数の削減や最新アップグレードへの迅速対応など、クラウドの利点を最大化する。これにより、持続可能性の高い業務プロセスを目指すとしている。

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製造 / 基幹システム / S/4HANA Cloud / SAP / 自動車 / 愛知県 / 瀬戸市 / ERP / クラウド移行

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