[調査・レポート]
国内ETL/データプレパレーション市場は年11.1%成長へ、AIやデータドリブン経営の基盤としての取り組み─ITR
2026年1月21日(水)IT Leaders編集部、日川 佳三
アイ・ティ・アール(ITR)は2026年1月20日、国内のETL/データプレパレーション市場における規模の推移と予測を発表した。2024年度の売上金額は前年度比11.5%増の145億円だった。2025年度も同11.0%増の伸びを予測している。生成AI活用やデータドリブン経営の基盤としての取り組みや、企業が保有するデータは年々増大化・多様化し、価値も高まり続けていることから、CAGR(2024~2029年度)を11.1%と見積もっている。
アイ・ティ・アール(ITR)は、国内のETL(Extract:抽出/Transform:変換/Load:読み込み)/データプレパレーション(データ前処理)製品・サービス市場における規模の推移と予測を示した。2024年度の売上金額は前年度比11.5%増の145億円だった。2025年度も同11.0%増の伸びを予測している(図1)。
図1:ETL/データプレパレーション市場における規模の推移と予測(2023~2029年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)拡大画像表示
調査対象のETL/データプレパレーションを、「データを活用するために、データの加工・前処理・統合などを行う製品・サービス群」としている。
ITRは、「生成AIの活用拡大やデータドリブン経営を背景に、複数システムに分散したデータを統合的に管理して品質や正確性を確保することの重要性が高まっている」ことや、企業が保有するデータが増大化/多様化し、経営戦略の意思決定を支える資産として価値も向上していることを指摘。これらの要因から、同市場のCAGR(年平均成長率、2024~2029年度)を11.1%と見積もっている。
同社リサーチ・フェローの平井明夫氏は、「従来、ETL/データプレパレーション製品・サービスは主にデータウェアハウス(DWH)の開発者を対象としていたが、近年はビッグデータ解析を行うデータサイエンティストや、セルフサービスBIを利用する業務部門のユーザーまで利用対象が拡大している」と説明。データ基盤を整備するニーズは今後も高まり、同市場は引き続き堅調に成長していくとの見解を示している。
今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:DBMS/BI市場2026」に基づく。同レポートは、DBMS/RDBMS、BI(データ分析/レポーティング、DWH/データレイク用DBMS)、データマネジメント(ETL/データプレパレーション、データカタログ、データ品質)、レプリケーション、MDM、データ仮想化の全9分野/市場を対象に国内37ベンダーへの調査から、2023~2024年度売上実績および2029年度までの売上予測を掲載している。
ITR / ETL / データプレパレーション / 市場調査
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