[調査・レポート]

国内IDaaS市場は2024年度に303億円超に拡大、クラウド利用拡大などが追い風─ITR

2026年4月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アイ・ティ・アール(ITR)は2026年4月14日、国内のIDaaS(Identity as a Service)市場における規模の推移と予測を発表した。2024年度の売上金額は303億5000万円、前年度から23.9%増となった。2025年度の市場規模も2桁増を維持し、CAGR(2024~2029年度)は9.5%を予測している。

 アイ・ティ・アール(ITR)は、国内のIDaaS(Identity as a Service)市場における規模の推移と予測を示した。2024年度の売上金額は303億5000万円、前年度から23.9%増となった(図1)。参入ベンダーも増えている。

図1:IDaaS市場における規模の推移と予測(2023~2029年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)
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 背景として、企業におけるSaaS/IaaSの利用拡大やハイブリッド環境の普及にともない、ID管理の複雑化が進んでいる。さらに、サイバー攻撃の高度化・増加を受け、多要素認証(MFA)など高度な認証基盤の構築が求められている。

 人事異動や退職時のID管理を効率化する需要も高まっている。情報資産保護の観点から、ISO/IEC 27001や金融庁ガイドラインなどにおいても、重要な監査対象としてID管理が位置付けられている。

 このような動きから、2025年度の市場規模も2桁増を維持し、CAGR(年平均成長率、2024~2029年度)は9.5%になると予測している。

 ITRの取締役/プリンシパル・アナリストである入谷光浩氏は、IDaaSの今後の需要として「AIエージェントやNHI(Non-Human Identity:非人間ID)の管理ニーズ」を挙げている。

 今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2026』に詳細を掲載している。同レポートには、統合ID管理、特権ID管理、IDaaS、IGA(Identity Governance and Administration)、ISPM(Identity Security Posture Management)、ITDR(Identity Threat Detection and Response)、CIAM(Customer Identity and Access Management)、SSO、eKYC(electronic Know Your Customer)、SMS認証の全10分野を対象に、国内58ベンダーへの調査に基づいた2023~2024年度売上実績および2029年度までの売上予測を掲載している。

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