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東急、経理伝票起票を生成AIで自動化、年5000時間の削減を目指す

2026年5月27日(水)IT Leaders編集部、日川 佳三

東急(本社:東京都渋谷区)が経理業務に生成AIを導入する検討を始めた。請求書の読み取りから伝票起票、内容チェックまでの一連の作業を自動化する。2025年度に実施した実証で、作業量を最大38%削減できると試算。年間で約5000時間の作業削減を目指す。検証に協力したNTTデータ、NTTデータ・ビズインテグラル、ウイングアーク1stのが2026年5月27日に発表した。

 東急は、鉄道や不動産を中心に、ホテル、リテールなど多様な事業を展開する。東京・渋谷を拠点に大規模な都市開発を進めており、地域社会に深く根差したまちづくりを行っている。

 同社は、経理業務に生成AIを導入する検討に入った。NTTデータ、NTTデータ・ビズインテグラル、ウイングアーク1stの協力を得て、請求書の読み取りから伝票起票、内容チェックまでの一連の作業を自動化する。2025年度に実施した実証で、作業量を最大38%削減できると試算。年間で約5000時間の作業削減を目指す。今後、他の経理業務への拡大や東急のグループ会社への展開に向けて検討を進めるとしている。

 実証では、NTTデータ・ビズインテグラルのERP「Biz∫」とウイングアーク1stの生成AIプラットフォーム「dejiren AI」(図1)を連携させている。生成AIが請求書の記載内容を読み取り、過去の類似伝票を参照して伝票を自動作成する。「受け取った請求書が適格請求書(インボイス)の要件を満たしているか」「勘定科目が適切かどうか」も生成AIが自動で判定する仕組みを整えた。

図1:生成AIプラットフォーム「dejiren AI」の概要(出典:ウイングアーク1st)
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 エンドユーザーは、チャット形式で生成AIと対話しながら、起票内容を確認・修正できる。経理知識が十分でない担当者でも処理を進められ、特定の担当者に業務が偏る属人化の解消につながると見込んでいる。

 「経理・財務部門では、人手不足に加え、インボイス制度や内部統制への対応で業務が複雑化している。請求書の確認や伝票起票は専門的な判断を伴うため自動化が難しいが、生成AIの活用で一定の効果が見込めることを確認した」(同社)

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