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栃木銀行、若手行員研修にAIロールプレイング導入、営業話法を反復練習

2026年5月28日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

栃木銀行(本店:栃木県宇都宮市)は、営業担当の若手行員向け研修に、AIを相手にした営業ロールプレイングを導入した。レビックグローバルの対話型ロールプレイング/トレーニングツール「SmartSkill Talk」を、研修で得た知識を実際の顧客対応に結び付けるための反復練習に活用する。レビックグローバルが2026年5月26日に発表した。

 栃木銀行は、栃木県宇都宮市に本店を置く東証プライム上場の第二地方銀行。とちぎんの略称で、栃木県や埼玉県を中心に地域密着型の金融サービスを提供し、法人・個人向けの預金や貸出、投資信託、各種ローンなどを展開している。

 同行は、顧客の経営課題に応じた提案ができる営業力の強化と、自律的に学び成長する人材の育成に力を入れている。しかし、集合研修によるインプット(知識習得)は進んでも、学んだ内容を顧客の前でアウトプット(実践)することへの心理的負担があった。OJTも、指導者の力量次第で育成効果に差が生じていたという。

 こうした課題を解消するため、AIを相手にした営業ロールプレイングが可能な、レビックグローバルの対話型ロールプレイング/トレーニングツール「SmartSkill Talk」(画面1)を導入した。これにより、AIを相手に何度でも失敗して試行錯誤できる環境を整えた。

画面1:「SmartSkill Talk」の画面例(出典:レビックグローバル)
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 主に、若手行員の営業研修の事後課題として活用している。発話内容に対して、AIが客観的な評価とフィードバックを返す仕組みであり、講師が一人ずつ対応する従来のロープレ研修と比べて、同時に複数の受講者が均質な指導を受けられる。

 営業活動の入口におけるポイントとして、「自己紹介」「電話でのアポイントの取得」「新NISAの説明」という3つのシナリオを重点的に練習している。「若手行員にとっては、最初のアプローチである電話でのアポイント取得や、自分を印象付ける自己紹介が最初の高い壁となる」(栃木銀行)。

 新NISAの商品説明については、制度の正しい理解に加え、顧客の関心を惹く分かりやすいアウトプットが求められる。複雑な制度を自分の言葉で説明するのは難易度が高いが、AI相手に反復練習を行うことで、知識を使えるスキルへと昇華させるという。

 栃木銀行は、2026年度入社の新入行員をはじめ、今後も活用範囲を広げていく方針である。また、法人営業や管理職による部下との面談、採用面接の練習などへの適用も検討する。

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