[事例ニュース]

スーパーマーケットのオーケー、社内外にわたるユーザーのID管理基盤を「Okta」で刷新

乱立していた認証方式を統一、アクセス状況に応じたセキュリティレベルを確保

2026年7月7日(火)IT Leaders編集部、日川 佳三

スーパーマーケットのオーケー(本社:神奈川県横浜市)は、本部の社員と外部スタッフが利用するID管理基盤を刷新した。iDaaS「Okta Workforce Identity」を導入し、社内外にわたるユーザーのIDとアクセス権限を一元管理し、認証の統一を図った。Okta製品を販売するマクニカとオーケーの導入を支援したネクストモードが2026年7月7日に発表した。

 オーケーは、関東を中心とする1都3県に160以上のディスカウント・スーパーマーケット店舗を展開している。

 同社では、事業の拡大、業務システムの多様化、リモートワークの浸透といったことから、社外から業務システムにアクセスする機会が増えていた。それに伴ってユーザーの認証方式が乱立し、認証管理の複雑化が進むと共にID管理の属人化を招き、運用負荷が大きくなっていた

 また、業務システムを横断した統一的な認証・管理が困難な状況で、シングルサインオン(SSO)の適用範囲も限定的だった。システムごとに認証が必要となり、ユーザーの利便性が低下。管理者側でも設定ミスや管理漏れのリスクが高まっていたという。

 これらの課題を解決すべく、マクニカが販売するID管理・認証クラウドサービス(iDaaS)「Okta Workforce Identity」(図1)を採用。同サービスは、SSOや多要素認証(MFA)、ワークフローによるIDライフサイクル管理などの機能を備え、従業員IDとアクセス制御をクラウド上で一元管理できる。

図1:「Okta Workforce Identity」の全体像(出典:マクニカ)
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 ネクストモードの支援を得て、オーケーは2023年11月にOktaのPoCを実施し、2024年1月に導入作業を開始、同年5月に展開を完了した。契約ユーザー数は1500で、本部の社員と外部スタッフが利用している。Active Directory連携によって従来の認証基盤の体験を維持したことで、ユーザーを混乱させずに導入できたという。

 各業務システムにSSOを適用し、複数の認証操作を使い分ける必要がなくなった。現時点で、Oktaがカバーするシステムは全体の3割程度だが、各担当者と調整・折衝して順次適用範囲を広げる予定である。

 ユーザーの属性や利用環境に合わせた認証制御により、アクセス状況に応じたセキュリティレベルを確保している。例えば、社内ユーザーに対しては標準的な認証方式、テレワークなどの社外ユーザーには強制的にMFAを求める運用態勢をとっている。

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