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コジマ、全社70拠点にマイクロセグメンテーションを導入、侵害前提のセキュリティ体制を構築

2026年4月16日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ペット専門店を展開するコジマ(本社:東京都江東区)は、社内ネットワークのセキュリティ対策を強化するため、全社約70拠点にマイクロセグメンテーション(ホスト単位のアクセス制御)ソフトウェア「Illumio Segmentation」を導入した。侵害を前提とした対策を実装することで、サイバー攻撃時でも被害の拡大を防ぐ体制を構築した。米Illumioが2026年4月15日に発表した。

 コジマは、ペット用品販売、トリミング、ペットホテル、動物病院などのペット専門店を展開している。近年はオンラインショップの強化に加え、子犬・子猫を管理する専用施設の運営など、事業領域を拡大している。

 事業の拡大にあわせ、データセンターとクラウドに顧客データを集約し、サイバーセキュリティ対策に継続的に取り組んできた。すでに、UTM(統合脅威管理)、SASE(セキュアアクセスサービスエッジ)、EDR(エンドポイントでの検知・対処)などによる多層防御を構築済みである。

 しかし、高度化・巧妙化するサイバー攻撃を完全に防ぐことは難しく、万一侵害が発生した場合の被害を最小限に抑えるための対策強化が課題となっていた。

 こうした課題の解決を目指してコジマは、社内ネットワークへの侵害を前提として捉え、ネットワーク内部での不正なラテラルムーブメント(水平移動)を防ぐセキュリティ対策として、マイクロセグメンテーション(ホスト単位のアクセス制御)の採用を決めた。

 マイクロセグメンテーションソフトウェア「Illumio Segmentation」(米Illumioが提供)の導入プロジェクトを2025年8月に開始し、約3カ月半後の同年11月に全社約70拠点で本稼働させた。導入の効果として、各サーバー間の通信状況をリアルタイムで可視化できるようになったほか、システム設計書を見なくても管理画面で通信内容やネットワーク構成を把握できるようになった。

 コジマの情報システム部で部長を務める森下万優氏は、「通信をリアルタイムに可視化できるだけでなく、運用ポリシーを動的かつ容易に変更できる。ネットワーク利用形態の変化やサイバー攻撃の動向に合わせて運用を柔軟に見直すことが可能になった」と評価する。

 Illumio Segmentationは、どのホストからどのホストに、どんな頻度で何の通信をしているかを可視化する。ホスト間のアクセス制御ルールを個々のホストOSに適用する機能も持つ。管理対象となるホスト(クライアントOSやサーバーOS)に専用のエージェントソフトウェアをインストールして使う(関連記事Illumioが日本で事業開始、ホスト間通信を細かく制御するマイクロセグメンテーションでマルウェア拡散を阻止)。

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コジマ / Illumio / マイクロセグメンテーション

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